出版社内容情報
「(事件現場から)帰れと言われたので帰ります」
刑事部長の息子で高校生の霧島智鶴はどんな事件でも解決できる天才だが、最大の欠点は、究極に「無気力」なこと。
高校二年の夏をだらだらと過ごしていた彼のもとに、刑事の熱海や同級生の揚羽、女の子に間違えられる後輩の柚季らが次々と事件を持ち込む。
つながりのありそうな二件の殺人事件、豪邸に届いた怪盗からの予告状、ある作家の謎の自殺、さらには赤い紐を使った連続殺人……。
なぜか智鶴に敵愾心を持つエリート警部・上諏訪と対立しつつ、しぶしぶ事件解決に挑むが―?
無気力ミステリー、待望の第二弾!
内容説明
高校2年生の霧島智鶴はどんな事件でも解決できる天才だが、最大の欠点は究極に無気力なこと。夏休みをだらだらと過ごす彼のもとに、刑事の熱海や同級生の揚羽、後輩の柚季が次々と難題を持ち込む。つながりのありそうな二件の殺人事件、豪邸に届いた怪盗からの予告状、ある作家の謎の自殺、さらには赤い紐を使った連続殺人…。智鶴に敵愾心を持つエリート警部・上諏訪と対立しつつ、しぶしぶ事件解決に挑むが―?
著者等紹介
楠谷佑[クスタニタスク]
1998年、富山県富山市生まれ。高校在学中に、『無気力探偵~面倒な事件、お断り~』(マイナビ出版ファン文庫)で商業出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっしー
24
父親とも和解したので、少しは警察との関係性も変わるのかと思っていましたが、そう簡単にはいかないですね。最も、警察が高校生を頼りにするというのはいかがなものなのやら…と思わなくも無いので、反対派がいてくれる中での熱海さんのお願いという形は好きですね。気だるげながらも何だかんだで事件を解決していく智鶴、その頭脳を分けて欲しいです。2023/08/10
igaiga
24
ラストの話がイマイチだったかなぁー。犯人の行動がすべて「??」で、いい大人がすることなのかと。まぁ殺人犯って大体変な人多いけど、ものすごく変だった。人物関係がややこしく、前作も読んでるんだけど、いろいろ思い出せなくて困った。2018/11/03
Yuri
13
表紙絵作家さんが好きでセレクト。前作に続き、類稀な頭脳を持つ高校生探偵が、事件を解決に導く割とありがち設定…。 脇役の設定が活かしきれてなくて残念。あと、鉄鼠、鵺、匣、とか。ネーミング…2020/04/02
シアン
12
シリーズ第2弾。相変わらず読みやすい。ラノベっぽい雰囲気だけど、謎解きはちゃんとしてるのもいい。新キャラも登場し、さらなる続編希望。2018/03/23
みどり
7
1冊で完結でもよかったけど、本人の大きな事件が片付いているので、肩の力を抜いて読めましたね。 そして、智鶴の弱点が(笑)ちょっとラスト笑えました。 2020/08/17