出版社内容情報
現代相振り飛車のバイブル完成!本書は各戦法のテーマ局面をあげ、そこからの手順を分析することで、その戦法の解明を図る、「徹底解明シリーズ」第2弾。
テーマはアマチュアに人気の相振り飛車です。振り飛車党を牽引する若手精鋭の一人、黒沢怜生五段が最先端の研究を披露しています。
本書は【定跡編】と【選局編】に分かれています。第1章の【定跡編】では、プロ間で研究が進み、定跡がある程度確立されている変化を解説しています。第2章の【選局編】では、プロの最新の対局から参考になる面白い将棋を選んでいます。
いずれも相振り飛車を指す上で必ず役に立つ局面ばかりで、本書が現代相振り飛車のバイブルになることは間違いありません。
「相振り飛車から逃げない」ことを自らに課している黒沢五段による渾身の一冊です。
第1章 定跡編
テーマ1 相三間飛車の鏡指し
テーマ2 相三間飛車における藤井猛九段の工夫
テーマ3 石田流に△1四歩
テーマ4 3手目▲6八飛に△1四歩
テーマ5 ▲6八飛に△2四歩
テーマ6 3手目▲6八飛に△3五歩
第2章 選局編
テーマ7 三間飛車穴熊を攻略
テーマ8 棒銀という新構想
テーマ9 ▲6七銀型向かい飛車に三間飛車(美濃)
テーマ10 ▲6八銀型向かい飛車に三間飛車(美濃)
テーマ11 先手中飛車と三間飛車の攻防
テーマ12 中飛車左穴熊に三間飛車(美濃)
テーマ13 中飛車左穴熊に三間飛車(穴熊)
テーマ14 △5三銀型向かい飛車
コラム1 棋士になって3年目
コラム2 筋違い角対策の相振り飛車
黒沢 怜生[クロサワ レオ]
1992年3月7日生まれ、埼玉県熊谷市出身
2016年5月13日、五段
振り飛車を得意とする関東期待の若手棋士。
三段時代、第28、29期竜王戦で連続昇級し五段に昇段した。
深い研究に、角頭歩戦法などの独自の工夫も加え振り飛車を牽引している。
内容説明
相振り飛車は構想力が命!テーマ別解説でその極意をつかめ。
目次
第1章 定跡編(相三間飛車の鏡指し;相三間飛車における藤井猛九段の工夫;石田流に後手1四歩;3手目先手6八飛に後手1四歩;先手6八飛に後手2四歩;3手目先手6八飛に後手3五歩)
第2章 選局編(向かい飛車で三間飛車穴熊を攻略;向かい飛車で棒銀の新構想;先手6七銀型向かい飛車に三間飛車(美濃)
先手6八銀型向かい飛車に三間飛車(美濃)
先手中飛車と三間飛車の攻防
中飛車左穴熊に三間飛車(美濃)
中飛車左穴熊に三間飛車(穴熊)
後手5三銀型向かい飛車)
著者等紹介
黒沢怜生[クロサワレオ]
1992年3月7日生まれ、埼玉県熊谷市出身。2003年9月、6級で高橋道雄九段門。2007年8月、初段。2010年10月、三段。2014年10月1日、四段。2016年5月13日、五段。三段時代、2012年から2015年までNHK杯テレビ将棋トーナメントで記録係を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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