出版社内容情報
本書は嬉野流、筋違い角、パックマン戦法といった将棋の奇襲戦法を破るための手順を解説したものです。奇襲に対して対策手順を知らないとあっという間に負けてしまいます。本書はむしろ奇襲を逆手に取って勝つ方法を記したもので、将棋ファン注目の一冊です。
内容説明
相手の狙いを外す、がっちり受け止める、ハメ手の裏をかく―奇襲の狙いを知り、対策を知れば百戦危うからず!嬉野流、筋違い角など10の奇襲を撃破!
目次
「鬼殺し」鬼も驚く桂馬の二段跳ね
「新鬼殺し」賢い鬼は玉の早逃げ
「急戦石田流」アクロバティックな受けは要らない
「先手番早石田」久保新手を打ち破る
「パックマン戦法」堂々とパクついて勝つ
「筋違い角」対策はより取り見取り
「嬉野流」最初の2手見て侮るなかれ
「超急戦棒銀」銀と歩だけで矢倉を壊す
「後手番角頭歩」プロで流行の兆し
「端角中飛車」飛車と角で中央突破
おさらい問題
著者等紹介
本間博[ホンマヒロシ]
1958年7月13日生まれ。大阪府出身。1975年5級で故森安秀光九段門。1985年6月10日四段。1993年12月1日五段。2003年3月31日引退。2006年4月1日六段。普及に熱心な棋士として知られる。活動は海外にも及び、2007年には文化庁から文化交流使に任命される。さらに詰将棋作家として作品創作し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
54
2017年刊行。2014年に刊行された飯塚祐紀『奇襲振り飛車戦法 ~その狙いと対策~』 (おなじくマイナビ将棋BOOKS)と、類似コンセプトの本。比較してみると、変化の手順が微妙に少しづつ異なっている。また飯塚著が振り飛車系の奇襲だけであったのに対し、この本は居飛車系の奇襲もとりあげてある。あわせて読んで、楽しい体験であった。2025/04/07
ずっきーに
1
ネット将棋だと、筋違い角やらパックマンやら奇襲戦法をよく見かけるので対策。紹介してる対策も相手の奇襲を逆用する変わった形もあり面白い。 コレを読んでから奇襲を相手にするのが楽しくなってきている。2019/03/30
kinaba
1
定番の返しだけでなく、奇襲に対して奇襲で返せ!というスタンスの手順も結構多く解説されててその心意気が粋ですね。面白かった。奇襲事典としても読めますし。2018/04/15
yukki
1
奇襲戦法の目的とその対策が書かれています。 定番の鬼殺しや最近出てきた嬉野流や角頭歩の対策まで書かれています。 巻末には復習問題が載っているので確認に使えます。 2018/01/14




