出版社内容情報
中飛車に対する居飛車穴熊というホットな戦型について、青嶋四段の深い研究を披露した、最先端の一冊。本書は2015年度の順位戦C級2組で1期抜けを成し遂げた若手精鋭、青島未来五段による戦術書です。
青嶋五段の快進撃を支える原動力は何といっても穴熊。元々は居飛車穴熊だけしか指していなかったものの、居飛車党相手にも穴熊を指したいと思って振り飛車穴熊も指すようになったという筋金入りの穴熊好きで、高勝率をあげています。
本書ではその穴熊のスペシャリスト青嶋五段が解説する相穴熊の戦術書です。
ゴキゲン中飛車に対して居飛車が穴熊を目指し、中飛車側も堅さ負けを嫌って穴熊にした場合、本書が力を発揮します。
序章で相穴熊という独特の戦型における考え方を示した後、第1章で超速からの穴熊、第2章で一直線穴熊、さらに第3章で後手番での一直線穴熊を深く掘り下げています。
居飛車からの有力な狙いである▲8六角や▲2六飛?▲4六飛の揺さぶり、それに対する振り飛車の対応が詳細に記されており、居飛車党はもちろん、振り飛車党の方にも大いに参考になる一冊になっています。
各章の終わりには「青嶋の結論」としてまとめが入っており、終章では「将棋とチェス」と題して趣味のチェスについて将棋と比較しながら語っています。
本書をマスターして、ゴキゲン中飛車には自信を持って穴熊を目指してください。
序 章 相穴熊の特徴
第1章 超速
第1節 駒組み
第2節 △3二飛型
第3節 △4二角型
第4節 ▲8六角型対△6二飛
第5節 ▲8六角型対△4二角
青嶋の結論
第2章 一直線穴熊
第1節 駒組み
第2節 対袖飛車
第3節 7筋交換型
第4節 対△6二銀型 駒組み
第5節 対△6二銀型 ▲2四歩?▲2八飛
第6節 対△6二銀型 ▲2八飛
第7節 対△5四飛型
青嶋の結論
第3章 後手一直線穴熊
第1節 駒組み
第2節 袖飛車型
第3節 3筋交換型
第4節 対▲4八銀型
第5節 対▲5六飛型
第6節 対▲1六歩型
第7節 即交換型
青嶋の結論
終 章 将棋とチェス
青嶋 未来[アオシマミライ]
1995年2月27日生まれ 静岡県三島市出身
2005年9月 6級で安恵照剛八段門
2012年10月 三段
2015年4月1日 四段
2016年3月3日 五段
振り飛車穴熊を得意とする、関東期待の若手棋士。
第56回三段リーグ(2014年度後期)で、16勝2敗(最多タイ)の成績で四段昇段を決める。2016年、初参加の第74期順位戦C級2組で9勝1敗の成績を挙げ、1期で昇級昇段を決めた。趣味はチェス。本書が初の著作となる。
内容説明
「超速」からの穴熊&「一直線穴熊」で中飛車は撃破できる!天才・青嶋未来の最終回答。
目次
序章 相穴熊の特徴
第1章 超速(駒組み;後手3二飛型;後手4二角型;先手8六角型対後手6二飛;先手8六角型対後手4二角)
第2章 一直線穴熊(駒組み;対袖飛車;7筋交換型;対後手6二銀型駒組み;対後手6二銀型 先手2四歩~先手2八飛;対後手6二銀型 先手2八飛;対後手5四飛型)
第3章 後手一直線穴熊(駒組み;袖飛車型;3筋交換型;対先手4八銀型;対先手5六飛型;対先手1六歩型;即交換型)
終章 将棋とチェス
著者等紹介
青嶋未来[アオシマミライ]
1995年2月27日生まれ。静岡県三島市出身。2005年9月6級で安恵照剛八段門。2012年10月三段。2015年4月1日四段。2016年3月3日五段。第56回三段リーグ(2014年度後期)で、16勝2敗(最多タイ)の成績で四段昇段を決める。2016年、初参加の第74期順位戦C級2組で9勝1敗の成績を挙げ、1期で昇級昇段を決めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。