出版社内容情報
過去の名局を100局厳選してまとめる「将棋戦型別名局集」の第3弾、三間飛車編。本書は戦型別名局集の第4弾です。
三間飛車の名局100局を厳選、石川陽生七段の詳細な解説で将棋史に残る熱戦を堪能できる内容となっています。
本書の推薦者である久保利明九段が「私の憧れ」といってはばからない大野源一九段の絶品のさばきから始まり、大山康晴十五世名人、升田幸三実力制第四代名人の圧倒的な力。加藤一二三九段、青野照市九段の編み出した多数の定跡や、中原誠十六世名人の勝ち急がない終盤力のすごさ。
また、現代を代表する振り飛車党の藤井猛九段、久保利明九段、鈴木大介八段、さらに中田功七段、戸辺誠六段まで。
時代を代表する棋士たちよる、個性的でユニークな棋譜が数多く残されているのが三間飛車の特長です。
これらの将棋を1局4ページ、ぎっしりの解説で鑑賞できます。
また、巻頭には「三間飛車をめぐる棋士たち」と題して、時系列に沿って三間飛車を愛用した棋士を紹介しています。
本書で三間飛車という戦法の歩みと、それぞれの時代の棋士が残した名局の数々を堪能してください。
巻頭特集 三間飛車をめぐる棋士たち 13
三間飛車名局鑑賞
第1局 木村十四世名人の石田流
金子金五郎八段VS木村義雄八段
第7局 大野、会心の一局
大野源一八段VS大山康晴名人
第20局 升田式石田流、名人戦に初登場
升田幸三九段VS大山康晴名人
第33局 不死鳥大山
大山康晴九段VS中原誠十段
第40局 大内、名人戦に登場
中原誠名人VS大内延介八段
第77局 コーヤン流の穴熊退治
中田功六段VS飯塚祐紀六段
第81局 1分将棋の激闘
藤井猛九段VS佐藤康光棋聖
第93局 久保、王将を奪取
久保利明棋王VS羽生善治王将
第100 局 最高レベルの終盤戦
渡辺明王座VS羽生善治王位・棋聖
石川 陽生[イシカワアキオ]
石川 陽生(いしかわ・あきお)
1963年3月5日生まれ 東京都新宿区出身
1977年 6級で(故)高田丈資七段門
1980年 初段
1986年5月14日 四段
1991年7月16日 五段
1998年7月30日 六段
2007年10月23日 七段
三間飛車を得意とする振り飛車党。
1983年1月、第5回若駒戦優勝。1992年3月、第50期順位戦でC級1組昇級。2002年12月、第44期王位戦でリーグ入り。2010年1月、通算400勝。2011年5月、現役勤続25年。
竜王戦は4組通算3期。順位戦はC級1組通算18期。
共著に「振り飛車党宣言!2 三間飛車」(マイナビ出版)がある。
内容説明
大野源一から大山、升田、そして久保利明まで三間飛車の名局100局収録!個性あふれる三間飛車の名局を全局詳細な解説つきで収録。
目次
木村十四世名人の石田流―金子金五郎八段VS木村義雄八段 三角棋戦八段A組
升田、七段昇段を逃す―升田幸三六段VS木村義雄名人 朝日番附戦
大野流三間飛車の代表局―塚田正夫九段VS大野源一八段 第8期A級順位戦
有力な後手6五歩位取り―大山康晴前名人VS大野源一八段 第12期A級順位戦
九段位を懸けた大激闘―二上達也八段VS大山康晴九段 第10期九段戦七番勝負第7局
三間飛車、名人戦に初登場―大山康晴名人VS二上達也八段 第21期名人戦七番勝負第2局
大野、会心の一局―大野源一八段VS大山康晴名人 第1期十段戦挑戦者決定リーグ戦
早仕掛けの熱戦―加藤一二三八段VS大野源一八段 第17期A級順位戦
大野の飛車使い―升田幸三九段VS大野源一八段 第17期A級順位戦
大野、早仕掛けをはね返す―丸田祐三八段VS大野源一八段 第18期A級順位戦〔ほか〕
著者等紹介
石川陽生[イシカワアキオ]
1963年3月5日生まれ。東京都新宿区出身。1977年6級で(故)高田丈資七段門。1980年初段。1986年5月14日四段。1991年7月16日五段。1998年7月30日六段。2007年10月23日七段。三間飛車を得意とする振り飛車党。1983年1月、第5回若駒戦優勝。1992年3月、第50期順位戦でC級1組昇級。2002年12月、第44期王位戦でリーグ入り。2010年1月、通算400勝。2011年5月、現役勤続25年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こまごめ
こまごめ
coppe