出版社内容情報
数多くの名手や鬼手によって与えられた感動と、その生きざまが見せた人間ドラマを堪能できる一冊。
「大山の記録が全て塗り替えられたとしても、その人生の価値は変わらない」(まえがきより)
棋士・大山康晴は大正12年3月13日、岡山県浅口郡西阿知町(現在の倉敷市西阿知町)に生まれ、50数年に及ぶ棋士生活ののち、平成4年7月26日に亡くなりました。
本書は若き日から亡くなる69歳までトップ棋士であり続けた巨人・大山康晴の足跡を妙手と当時のエピソードで振り返るものです。
少年時代、近所のおじさんに指した一手から始まり、木村義雄、升田幸三、中原誠、谷川浩司、羽生善治らを相手に指した将棋史に残る名手の数々。
対中原戦の△8一玉
対飯野戦の▲4九銀
対米長戦の△1二飛
対加藤戦の▲6八竜
対谷川戦の▲6七金
などなど。
数多くの名手や鬼手によって与えられた感動と、その生きざまが見せた人間ドラマを堪能できる一冊です。ささやかなる大山ツアーにご同行ください。
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第1章 忍の一手 西に逸材現れる
第2章 忍の一手 兄弟子、升田幸三との死闘
第3章 忍の一手 その高き壁
第4章 忍の一手 生きる、それは戦うこと
第5章 将棋ライバル物語 大山康晴VS升田幸三
【著者紹介】
大山 康晴(おおやま・やすはる)十五世名人 生涯成績 1433勝781敗 順位戦 A級以上-連続44期 69歳4ヶ月は最年長A級記録で、A級棋士のまま死去 【タイトル履歴】 名人18期(十五世名人) 九段6期 十段8期(永世十段) 王将20期(永世王将) 王位12期(永世王位) 棋聖16期(永世棋聖) 登場回数合計112回 獲得合計80期 【優勝履歴】 棋戦優勝44回 【将棋大賞】 第 1回(1973年度)最優秀棋士賞・最多勝利賞 など多数 【その他表彰】 1977年特別将棋栄誉賞(通算千勝達成) 1979年紫綬褒章 1987年11月菊池寛賞 1990年11月文化功労者顕彰 1992年7月26日正四位勲二等瑞宝章 など多数
内容説明
大山は強かった―木村・升田から谷川・羽生まで、52年の棋士人生を数々の妙手で振り返る。将棋界の巨人の足跡を、棋史に残る妙手と当時のエピソードでつづった一冊。
目次
第1章 忍の一手 西に逸材現れる
第2章 忍の一手 兄弟子、升田幸三との死闘
第3章 忍の一手 その高き壁
第4章 忍の一手 生きる、それは戦うこと
第5章 将棋ライバル物語 大山康晴VS升田幸三
感想・レビュー
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