将棋戦型別名局集<br> 四間飛車名局集

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将棋戦型別名局集
四間飛車名局集

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  • サイズ A5判/ページ数 430p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784839957988
  • NDC分類 796
  • Cコード C2076

出版社内容情報

本書の棋譜を順を追って並べていけば、四間飛車がどうやって今の形に行き着いたかが分かります。

飛車を四間に振る。美濃囲いに組む―。

簡素で美しい駒組みと、鮮やかなさばきで勝つ四間飛車戦法は数多くのプロ棋士、そして将棋ファンを魅了してきました。

本書は大山康晴名人と山田道美八段で争われた第24期名人戦七番勝負第5局、四間飛車対山田定跡から始まり、四間飛車の古今の名局100局を詳細な解説付きで収録したものです。


四間飛車対急戦、5筋位取り、玉頭位取り、左美濃、串カツ囲い、ミレニアム、そして居飛車穴熊。
居飛車が繰り出すさまざまな戦術に合わせて四間飛車側もノーマル四間飛車から藤井システムや角交換四間飛車へと進化していきました。

本書の棋譜を順を追って並べていけば、四間飛車がどうやって今の形に行き着いたかが分かります。

収録されたものはいずれもその時代のトップ棋士が残したもの。大山の受け、森安の粘り、藤井の独創性・・・。解説では全局に「鈴木大介の見た急所」と題して現代目で分析を試みています。

まさに四間飛車の歴史そのものといってよい一冊。
ぜひ、この100局を盤に並べて味わい尽くしてください。

第1部 四間飛車名局鑑賞 昭和編

第1局 大山の寝技
大山康晴名人VS山田道美八段
第24期名人戦七番勝負第5局

第4局 升田の居飛穴
升田幸三九段VS大山康晴名人
第27期名人戦七番勝負第2局

第6局 仕掛けを封じた△4二金
中原誠十段VS大山康晴王将
第20期王将戦七番勝負第4局

第25局 森安流の金寄り
谷川浩司名人VS森安秀光八段
第42期名人戦七番勝負第1局

第30局 剱持が勝つと言えば絶対勝つ
剱持松二七段VS羽生善治五段
第47期順位戦C級1組

など

第2部 四間飛車名局鑑賞 平成・20世紀編

第31局 四段の初優勝
島朗七段VS田陽一四段
第39回NHK杯争奪戦決勝

第35局 振り飛車完勝!
羽生善治棋聖VS谷川浩司王将
第64期棋聖戦五番勝負第2局

第39局 藤井システム一号局
藤井猛六段VS井上慶太六段
第54期順位戦B級2組

第67局 ガジガジ流、マジックをかわす
藤井猛竜王VS羽生善治五冠
第13期竜王戦七番勝負第7局

など

第3部 四間飛車名局鑑賞 平成・21世紀編

第71局 久保快勝!
羽生善治王座VS久保利明七段
第49期王座戦五番勝負第3局

第82局 竜王粉砕
渡辺明竜王VS千葉幸生五段
第63期順位戦C級1組

第85局101局目の熱闘譜
佐藤康光棋聖VS羽生善治王将
第55期王将戦七番勝負第2局

第99局 新藤井システム
佐藤天彦七段VS藤井猛九段
第27期竜王戦出場者決定戦1組

など

【著者紹介】
1974年7月11日生まれ 東京都出身 1986年 6級で大内延介九段門 1994年10月1日 四段 2003年4月1日 八段 「将棋は振り飛車が有利」という信念のもと、力強い将棋で活躍する生粋の振り飛車党。 第12期(1999年)竜王戦でタイトル初挑戦。第77期(2006年)棋聖戦で挑戦。第49回(1999年度)NHK杯戦優勝。第15回(1996年度)早指し新鋭戦優勝。第32回将棋大賞(2004年度)升田幸三賞受賞。タイトル戦登場2回、棋戦優勝2回。竜王戦は1組通算10期、順位戦はA級通算4期。 著書は「将棋の教科書 現代振り飛車」「将棋の教科書 振り飛車急戦」「将棋の教科書 振り飛車持久戦」(日本将棋連盟)、「ひと目の仕掛け 振り飛車編」「鈴木大介の将棋 全5巻」「石田流の極意」「鈴木流相振り飛車」「鈴木流四間穴熊」「鈴木流豪快中飛車の極意」(マイナビ出版)など。

内容説明

山田定跡から角交換四間飛車まで、時代のトップ棋士たちが残した四間飛車の名局100局収録!

目次

巻頭特集 鈴木大介、四間飛車を語る
第1部 四間飛車名局鑑賞 昭和編(大山の寝技―大山康晴名人VS山田道美八段 第24期名人戦七番勝負第5局;大山流の先手6七金―大山康晴VS山田道美八段 第15期王将戦七番勝負第5局;貫禄の勝利―山田道美八段VS大山康晴名人 第9期棋聖戦決勝三番勝負第1局 ほか)
第2部 四間飛車名局鑑賞 平成・20世紀編(四段の初優勝―島朗七段VS櫛田陽一四段 第39回NHK杯争奪戦決勝;大山の熱闘譜―米長邦雄九段VS大山康晴十五世名人 第50期A級順位戦;居飛穴破りの端桂―小林健二八段VS平藤眞吾四段 第11回全日本プロトーナメント ほか)
第3部 四間飛車名局鑑賞 平成・21世紀編(光速の寄せ―羽生善治王将VS谷川浩司九段 第50期王将戦七番勝負第2局;羽生の粘力―谷川浩司九段VS羽生善治王将 第50期王将戦七番勝負第3局;羽生、四間飛車シリーズを制す―谷川浩司九段VS羽生善治王将 第50期王将戦七番勝負第5局 ほか)

著者等紹介

鈴木大介[スズキダイスケ]
1974年7月11日生まれ、東京都出身。1986年6級で大内延介九段門。1994年10月1日四段。2003年4月1日八段。第12期(1999年)竜王戦でタイトル初挑戦。第77期(2006年)棋聖戦で挑戦。第49回(1999年度)NHK杯戦優勝。第15回(1996年度)早指し新鋭戦優勝。第32回将棋大賞(2004年度)升田幸三賞受賞。タイトル戦登場2回、棋戦優勝2回。竜王戦は1組通算10期、順位戦はA級通算4期(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまごめ

2
鈴木大介先生はこの本と中飛車名局集で解説してますけど最後にまとめで1P解説に割いていて1番丁寧な解説ではないかと思います。アマチュアに人気の対右四間飛車は2局のみです。2022/06/15

2
四間飛車の大局観を学ぶのに良い。2020/02/06

こまごめ

1
四間飛車の棋譜。四間飛車は美濃囲いで相振りはありません。藤井システムがいかに革命的だったかよくわかると思います。

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