マイナビ将棋文庫 奇襲大全

湯川 博士【著】

マイナビ出版（2015/11発売）

• サイズ A6判／ページ数 382p／高さ 15cm
• 商品コード 9784839957872
• NDC分類 796
• Cコード C2076

出版社内容情報

本書は将棋のあらゆる奇襲を網羅した名著「奇襲大全」（89年12月発売）に、加筆して文庫化するものです。「一発勝負で有効な勝てる戦法」を集めた、現在流行のネット将棋で使える内容で、将棋ファン注目の一冊です。

内容説明

ネット将棋やアマ大会など、一発勝負で力を発揮するのが奇襲戦法です。見たこともない奇抜な指し方で相手を翻弄、一見有力そうな対策が実はワナ。「待ってました」の一手で勝ちを決める。こんな勝ち方ができれば気分爽快です。本書に収録したのは、アマの独創的な戦法、巷間流布している縁台将棋、そしてプロが味付けした戦法など、とっておきの４０の奇襲作戦です。この中から自分に合ったものを見つけて、ぜひ実戦で大暴れしてください。

目次

第１章　信長流突攻大戦略―桶狭間に走った信長の勇猛果断に学べ
第２章　謙信流中央突破大戦略―戦場のド真ん中を突っ切った謙信の大戦略に学べ
第３章　家康流金城鉄壁大戦略―成算の持てるまでジッと耐えた家康の人生に学べ
第４章　幸村流ゲリラ大戦略―徳川幕府を悩ませた真田幸村の奇計に学べ
第５章　武蔵流心理大戦略―決闘に遅れてきた武蔵の深謀に学べ
第６章　町の巨匠マル秘大作戦―定跡党を打ち破れ！独創性あふれる戦法の数々で

著者等紹介

湯川博士［ユカワヒロシ］
昭和２０年生まれ。法政大学卒業後、出版社勤務、「将棋ジャーナル」編集長を経て文筆業。将棋ペンクラブ幹事。日本文芸家協会会員。趣味の落語（仏家シャベル）や紙芝居（蛙の会）でも活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kokada_jnet]

この本は、いままで20回くらい読み返しているが、読んでも読んでも飽きない。人生で一番、読み返す本になりそうだ。湯川博士氏が書いた将棋関連の著作はどれも面白いが、この本は最高傑作。奇想天外な奇襲作戦を、29戦法、紹介していて、楽しく夢がある。将棋というゲームの持つ奥深さが、センス・オブ・ワンダーを生み、ほとんどSF小説を読むように、読めてしまう。なお、裏カバーの紹介文には「40の奇襲作戦」とあるが、40は章の数であって、戦法の数ではない。

2023/04/18

[こまごめ]

この本にも載っていますがアヒル戦法と筋違い角がほんとにやっかいで、ネット将棋でも人気あります。ただ研究しても手順を忘れてしまうので当たったら負けても仕方ないかっていう感じで指しているので楽しくないですね。逆にいうと自分の土俵で勝ちやすいって事なので興味ある方は極めてみるのもありだと思います。

2022/05/30

[books]

奇襲戦法を指しこなすためには指し手に柔軟性が求められる。どうも、まだ素人の自分には合わない(笑)でも、読んでいて楽しい。