内定力―就活生が知っておきたい企業の「採用基準」〈２０１７〉

楠田 祐【著】

マイナビ出版（2015/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 319p／高さ 19cm
• 商品コード 9784839956301
• NDC分類 336.42
• Cコード C2030

出版社内容情報

エントリーシートや面接の場で採用担当者に伝えられることの「質」が
ガラッと変わる一冊。

企業の採用担当者は、何を考え、どのような基準で

就活生の選考を行なっているのでしょうか。



エントリーシートや面接では、何が重視されて

判断が下されるのでしょうか。



本書は、数多くの企業の人事コンサルタントを務める楠田祐氏が、

企業の採用担当者がどのような考え方で選考を進めるのかを

“企業側の立場”から明らかにした一冊です。



採用選考を勝ち抜いて内定を獲得するための近道、

それは、相手（企業）のことを十二分に理解しておくことです。



本書では、採用選考の場で重視されることが何かを明らかにするとともに、

企業の人材管理法やそのシステム、

グローバル化を迫られる日本企業の現在と将来の見通しなど、

就職活動を行なううえで必ず知っておきたい

日本企業の実情を学ぶことができます。



それらを通して見えてくる

「採用活動を行なう企業の真の思惑」が理解できれば、

内定獲得は難しいことではありません。



また、就活生が考えておかなければいけない

「仕事とは何か？」、「キャリアデザインとは何か？」、

「社会とは？」、そもそも「働くとはどういうこと？」などにも触れ、

将来を見据えた「就職活動を成功させるための心構え」も学べます。



本書を読んで理解を深められれば、小手先のテクニックではなく、

エントリーシートや面接の場で採用担当者に伝えられることの「質」が

ガラッと変わります。



この一冊で内定獲得に大きく一歩近づけることは、間違いありません。

はじめに 第1章　1500社の人事担当者と会って分かった、企業が新卒採用者に求めること
　人事コンサルタントという仕事
　己を知る前に敵を知る
　企業が行なう採用選考とは何か
　企業が新卒者を採用する理由
　新卒採用における人事の役割
　人事コンサルタントだから分かる企業に必要とされる人材とは

第2章　就活前に知っておきたい、世の中のこと、企業のこと
　日本の企業の歴史　戦後からバブル崩壊、現在まで
　企業の目的とは
　企業経営はどのように行なわれているのか
　押し寄せるグローバル化の波
　世界から見た日本企業の立ち位置
　難しい日本企業の経営状況

第3章　就活前に知っておきたい、仕事のこと、将来のこと
　仕事とは何か
　働くとはどういうことか
　よりよく働くとは
　自分がやりたい仕事の見つけ方
　キャリアデザインの描き方
　自分の人生をどう描くか

第4章　企業が選ばずにはいられない就活生とは
　企業に求められている人物像を知る
　企業の選考基準を知る
　配属部署でどのように力を発揮するのか？
　就職活動で乗り越えなければいけない5つのハードル
　業界研究の基本
　職種研究の基本
　自己分析の基本
　エントリーシートの基本
　面接

第5章　就職活動の先にあるもの
　内定獲得はゴールじゃない
　将来の生き方がしっかりと描けているか
　活躍できる人材とは
　自分の生き方を見つめ直した先にあるもの

付録
・ 企業が考える「社会人基礎力」ランキング
・ 面接評価シート

あとがき

内容説明

人事＆採用担当者の本音がここにある。なぜ企業は人材募集を行ない、採用選考をするのか？エントリーシートや面接では、何が重視されるのか？採用活動を行なう企業の真の思惑を就活生は知っているだろうか―。それを知らなければ、内定は勝ち取れない！

目次

第１章　１５００社の人事担当者と会って分かった、企業が新卒採用者に求めること（人事コンサルタントという仕事；己を知る前に敵を知る　ほか）
第２章　就活前に知っておきたい、世の中のこと、企業のこと（日本の企業の歴史―戦後からバブル崩壊、現在まで；企業の目的とは　ほか）
第３章　就活前に知っておきたい、仕事のこと、将来のこと（仕事とは何か；働くとはどういうことか　ほか）
第４章　企業が選ばずにはいられない就活生とは（企業に求められている人物像を知る；企業の選考基準を知る　ほか）
第５章　就職活動の先にあるもの（内定獲得はゴールじゃない；将来の生き方がしっかりと描けているか　ほか）

著者等紹介

楠田祐［クスダユウ］
戦略的人材マネジメント研究所代表。中央大学大学院戦略経営研究科客員教授。大学卒業後、音楽事業企業、家電小売企業、電機製造企業を経て、１９９８年ＩＴベンチャー企業を創業し社長就任。２００７年１２月より会長。人事・人材開発部門を訪問し、採用、人材活用、労務に関するヒアリングと提案をする。組織学会会員、経営行動科学学会会員、日本労務学会会員、日本キャリアデザイン学会会員、関西国際産業関係研究所会員、日本人材マネジメント協会（ＪＳＨＲＭ）幹事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ふま]

就活生らしく...読んでみました。 自分の就活が凝り固まったものであったことに後れ馳せながら気付きました。ちょっと見方を変えてみるのもありかもしれない...。 ちゃんと自分がやりたいことと、やれること、どうすれば、どんな現場で活躍したいか、まで考えて動こうと思います。 なかなか読み物としても面白いですが、2017と謳った割にはまだ昔の時期で語られてるところもあったかも？

2016/05/18

[ぐっさん]

図書館にあったので読んだ。内容的にはグローバル化が進み、旧来の終身雇用・年功序列を基本フォーマットとした雇用形態が崩れていることを軸に就活について書いてある。ただ一つ言えるのは、表紙に書いてある「採用基準」についての考察が甘いこと。「企業がほしい人材は自分たちの仲間としても大丈夫な人材」なんてのは普通の就活生ならだれでも知っていること。そこをもう少し掘り下げて、「どうすれば相手の会社の欲しい人材像を正確に把握できるか？」について解説してほしかったなと思う。

2016/04/12