出版社内容情報
アマ大会やネット将棋など、持ち時間の短い将棋の指し方の極意を、将棋界随一の早指しの雄として知られる大平武洋五段が伝授。
本書は早指しの雄、大平武洋五段が「持ち時間の短い将棋で勝つ極意」を書いたものです。
持ち時間を1分も消費しないで勝つという伝説を持つ大平武洋五段。
大平五段は早指しの将棋で最も重要なのは、迷いを断ち切ることであり、候補手を「捨てる」技術だと言っています。
将棋では指せる手の90%以上が悪手、断崖絶壁を歩くようなものだといいますが、30秒、あるいは10秒というあまりにも短い時間の中で、どうすれば悪手を切り捨て、迷わずに勝利という頂にたどり着くことができるでしょうか?
大平五段は「基準を持つこと」の大切さを説いています。揺るぎない「基準」が茫洋とした局面での羅針盤となるのです。
本書では、その「基準」を極意と呼び、「終盤・攻撃編」「終盤・守備編」「中盤編」「序盤編」の4つに分類して、合計25個が体系的にまとめられています。
知らないと指せない終盤のテクニックや、序盤や中盤における方針まで、早指しのコツを分かりやすく解説。ネット将棋全盛のこの時代において、必須のスキル満載の一冊となっています。
本書で大平五段直伝の早指しの極意をマスターして、日々の対局に生かしてください。
「本書を取り入れて実戦を続ければ、大平レベルまでは実力の上昇が見込め、それはそんなに遠くないと思う。あとは自信を持って指してほしい」(本文より)
ネット将棋攻略!早指しの極意 目次
序 章 早指しの極意 三つのポイント
第1章 早指しの極意 終盤・攻撃編
極意その1 必ずしも詰まして勝つ必要はない
極意その2 自玉が絶対詰まない形を作る
極意その3 自玉が絶対詰まない形を作る
極意その4 ゼットのときは一気に決める
極意その5 囲いの急所をつかむ(穴熊1)
極意その6 囲いの急所を見極める(穴熊2)
極意その7 囲いの急所をつかむ(居飛車1)
極意その8 囲いの急所をつかむ(居飛車2)
極意その9 囲いの急所をつかむ(振り飛車)
極意その10 駒を取らせて働かせる
第2章 早指しの極意 終盤・守備編
極意その1 終盤は手堅く、少し多めに受ける
極意その2 先手を取る
極意その3 迷ったときは上に逃げる
極意その4 囲い特有のしのぎ筋を覚える
極意その5 囲い特有のしのぎ筋を覚える
第3章 早指しの極意 序盤編
極意その1 序盤の早仕掛けに注意
極意その2 一つの作戦を選び続ける
極意その3 プロのまねをしない
極意その4 序盤は離れ駒を避ける
極意その5 序盤は進展性を重視する
第4章 早指しの極意 中盤編
極意その1 開戦は歩の突き捨てから
極意その2 駒がぶつかったら取る手から考える
極意その3 選択肢は相手の手を見てから決める
極意その4 桂馬を五段目に跳ねるときは要注意
極意その5 玉は堅いか広いを目指せ
いきなり仕掛けられたら(1) 筋違い角
いきなり仕掛けられたら(2) △4四歩
いきなり仕掛けられたら(3) 角換わり棒銀1
いきなり仕掛けられたら(4) 角換わり棒銀2
コラム(1) 手を読むには
コラム(2) 時間の使い方
【著者紹介】
1977年5月11日生まれ 東京都北区出身。1990年6級で桐谷広人七段門。2002年4月1日 四段。2006年9月19日 五段。早指しを得意とする居飛車党。(故)升田幸三実力制第四代名人の孫弟子に当たる。2003年、第44期王位戦でリーグ入り。2006年、第19期竜王戦で4組昇級。2008年3月、通算100勝達成。2009年、第67期順位戦でC級1組昇級。著書に「新鋭居飛車実戦集」(共著・マイナビ)「わかる! 勝てる!! 現代中飛車」「必修!穴熊戦の絶対手筋105」(マイナビ)がある。
内容説明
持ち時間の少ない対局でいかに勝つか?迷いを断ち切るための25の極意。アマ大会、ネット将棋で効果テキメン!
目次
序章 早指しの極意 三つのポイント
第1章 早指しの極意 終盤・攻撃編(必ずしも詰まして勝つ必要はない;自玉が絶対詰まない形を作る ほか)
第2章 早指しの極意 終盤・守備編(終盤は手堅く、少し多めに受ける;先手を取る ほか)
第3章 早指しの極意 序盤編(序盤の早仕掛けに注意;一つの作戦を選び続ける ほか)
第4章 早指しの極意 中盤編(開戦は歩の突き捨てから;駒がぶつかったら取る手から考える ほか)
著者等紹介
大平武洋[オオヒラタケヒロ]
1977年5月11日生まれ、東京都北区出身。1990年6級で桐谷広人七段門。2002年4月1日四段。2006年9月19日五段。早指しを得意とする居飛車党。(故)升田幸三実力制第四代名人の孫弟子に当たる。2003年、第44期王位戦でリーグ入り。2006年、第19期竜王戦で4組昇級。2008年3月、通算100勝達成。2009年、第67期順位戦でC級1組昇級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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