内容説明
碁は、何を競うゲームなのか?一番大事なところはどこなのか?碁の本質は何かという根源的な問いに迫ることが上達への最短距離だった。あなたの囲碁観がガラリと変わる!
目次
序章 僕が伝えたいこと(「最後に」があるとないでは大違い;「地」と「厚み」は判断基準の一つ ほか)
第1章 一番大事なところから打つ(素直に感じる;大勢上の要点に向かう ほか)
第2章 基本的な石の動きを覚える(「よい形」・「悪い形」の基本;石の調子 ほか)
第3章 最後に地が多くなるために(価値の低いワタリ;石を働かせる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
43
普通の手筋の本だと、部分的な急所を発見する力は身につくけれど、臨機応変のいわゆる実戦手筋はなかなか見えてこない。その点、本書は碁の手筋が全局面的なものである事がよくわかる。著者は目先の地を取るより自分の石を効率よく働かせ、相手にはなるべく無駄な石(悪形)を打たせるよう仕向けるのが大事だと言う。私が実戦でよく打つ形が悪い見本としてあげられている所も幾つかあり、自分の弱点に気づかせられた。その一方で、なるほどそう打つのか、と武宮ならではの柔軟さに驚く箇所も多かった。アマ低段者の私に丁度よいくらいの内容だった。2017/02/12
訪問者
4
地を増やすのではなく、まず石の効率を考えろという武宮先生の良書。2021/04/25
サスケ
0
★★☆☆☆2020/08/19