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スクラム現場ガイド―スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本

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  • サイズ A5判/ページ数 399p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784839951993
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

出版社内容情報

1年目にスクラムとアジャイルで、『どんなことが起きるか』を解説

(この本は『The Scrum Field Guide: Practical Advice for Your First Year』の翻訳本です)

本書は、1年目にスクラムとアジャイルで『どんなことが起きるか』についての本です。筆者が、1年目のアジャイルにまつわる物語を集め、難しいポイントと、それに対するソリューションをまとめています。
(以下、著者による「まえがき」より抜粋)

スクラムやアジャイルを始めようと思っていたり、まさに始めたところだったり、1年くらいやってきて道に迷ったように感じているなら、本書はあなたのためにある。僕は公式には、新たにプロジェクトを始めて6ヶ月から18ヶ月の12ヶ月の間にいる企業が対象だとしている。

(中略)

本書は4つのパートに分かれている。

第1部「準備」ではスクラムを始めるに当たってのアドバイスと、成功に向けた準備について書いている。スクラムの導入を検討しているか、始めたばかりならばここから読むのがいい。

第2部「現場の基本」では、アジャイルのやり方を始めるとチームや組織が出会うことになる初期の障害物を、乗り越える助けとなるいくつかの項目について議論している。スクラムを実践していて、問題を抱えているなら、ここから始めるといい。

第3部「救急処置」は会社が抱える、より大きく深い問題に対応する方法をまとめている。プロジェクトへ要員追加するやり方や、機能不全になったデイリースタンドアップの直し方などだ。ここで紹介する状況は、あなたが最初の1年間のどこかのタイミングで遭遇するものになる。このパートではトリアージと治療によって、あなたのチームを健康に戻す方法を紹介している。

最後のパート「上級サバイバルテクニック」で取り上げる事項は、人びとがタイミングに関係なくよく悩まされているものだ。アジャイルやスクラムでのプロジェクトのコスト算出、契約の作り方、ドキュメントの書き方などだ。

あなたがまったく新たにスクラムを始めるところならば、末尾の付録で簡単に説明してる。基礎知識がないのであれば、ここで用語を学ぶといい。本書の前に、他の本でスクラムを勉強するのもいいだろう。

1章 スクラム:シンプルだが簡単ではない

第1部 準備
2章 仲間と共に旅立つには
3章 チームコンサルタントでチームの生産性を最適化する
4章 ベロシティの測定
5章 スクラムの役割
6章 スプリントの長さを決める
7章 完成を知る
8章 専任スクラムマスターの利点

第2部 現場の基本
9章 エンジニアリングプラクティスのスクラムにおける重要性
10章 チームのコアタイム
11章 リリースプランニング
12章 ストーリーやタスクを分割する
13章 欠陥を抑制する
14章 サステインドエンジニアリングとスクラム
15章 スプリントレビュー
16章 ふりかえり

第3部 救急処置
17章 生産的なデイリースタンドアップ
18章 第4の質問
19章 ペアプログラミング
20章 新しいチームメンバー
21章 文化の衝突
22章 スプリント緊急手順

第4部 上級サバイバルテクニック
23章 持続可能なペース
24章 動作するソフトウェアを届ける
25章 価値の測定と最適化
26章 プロジェクトのコストを事前に考える
27章 スクラムにおけるドキュメント
28章 アウトソースとオフショア
29章 巨大なバックログの見積もりと優先順位付け
30章 契約の記述

付録 スクラムフレームワーク

【著者紹介】
アジャイルの実践者でありコンサルタント。Mitch Lacey & Associates, Inc. の創立者。アジャイルの原則とプラクティス、スクラムやエクストリームプログラミングを企業が適用し、効率改善を実現する支援を得意としている。

内容説明

スクラムで進める開発現場で起きうるさまざまな問題を、乗り越えるための虎の巻!スクラムの初歩から熟達に向かうための実践的なガイド。

目次

スクラム:シンプルだが簡単ではない
第1部 準備(仲間と共に旅立つには;チームコンサルタントでチームの生産性を最適化する ほか)
第2部 現場の基本(エンジニアリングプラクティスのスクラムにおける重要性;チームのコアタイム ほか)
第3部 救急処置(生産的なデイリースタンドアップ;第4の質問 ほか)
第4部 上級サバイバルテクニック(持続可能なペース;動作するソフトウェアを届ける ほか)
付録 スクラムフレームワーク

著者等紹介

安井力[ヤスイツトム]
アジャイルコーチ、コンサルティング、ファシリテーター、ゲームを使ったワークショップのデザインと提供を中心に、開発者、翻訳者などをしている

近藤寛喜[コンドウヒロキ]
freee株式会社ではたらくソフトウェアエンジニア

原田騎郎[ハラダキロウ]
株式会社アトラクタ代表。アジャイルコーチ、ドメインモデラ、サプライチェーンコンサルタント。認定スクラムプロフェッショナル。外資系消費財メーカーの研究開発を経て、2004年よりスクラムによる開発を実践。ソフトウェアのユーザーの業務、ソフトウェア開発・運用の業務の両方を、より楽により安全にする改善に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Luo Yang

2
著者自ら「スクラムを始めて6~18ヶ月の人が対象」と言うように、スクラムを始めて10ヶ月くらいの今、示唆にあふれる本です。始めて2ヶ月くらいで読んだときよりも、ずっとずっと書いてあることの意味がわかるし、示されているプラクティスをいつどのように使うとよさそうかも、ある程度はわかる。2017/06/15

84q

2
2週間かけて読了。スクラムを初めて少しして色々問題が出てきた頃に読むと良い本。 全30章、全ての章が物語(事例)で始まり、ポイント・成功の鍵に繋がる形になっていて読みやすい。 スクラムでどう工夫するのか(何をしてはいけないのか)、どうなればアジャイルなのか?を考える土台になる良い本。2017/05/18

mocyuto

2
実際しばらくスクラムを運用していくと、ぶち当たる問題に対して、一つの解を出してくれる。 これだけが解ではなく、チーム内で振返りをすることで解決していくことが望ましい。 困ったときに助けを求めるための一冊2017/01/20

ニョンブーチョッパー

1
★★☆☆☆ 分厚くて字が細かい。各セクションの「物語」もどうにもすっと入って来なくて。今はまだ読む時期ではなかったのかも。2017/03/23

H. Carlos

1
★★★★★ やっと読み終わった!スクラムやった事ないけど、各章が物語で始まるから、未経験でもすっと入り込めた。いやー、ページ数多い本だったけど、隣でスクラムやってるチームが、実際はどんな方法論に基づいて、どんなことやってるか理解するには、とてもいい本でした。2016/06/16

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