内容説明
元内閣府参事官補佐の著者が、多忙な業務の中で身につけてきた読書術を解説。キャリア官僚として恥ずかしくない教養を磨くための読書のコツや、ひとつの法案を作るのに一〇〇冊以上の関連書籍を読まなければならない中で習得した速読術など、キャリア官僚の著者ならではの読書術が目白押し。
目次
第1章 官僚はどんな本を読むのか?
第2章 近代日本から未来を知る
第3章 世界観を広げる読書
第4章 新しい時代の価値観に触れる本
第5章 「災害」と「地方」から現代ニッポンを考える
第6章 人間の能力を引き出すインテリジェンス
第7章 官僚の速読術
著者等紹介
久保田崇[クボタタカシ]
元内閣府参事官補佐。1976年静岡県掛川市生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、2001年内閣府入り。英国ケンブリッジ大学経営学修士(MBA)。NPO法人プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)スタッフ。日本心理カウンセラー協会正会員。2011年8月より岩手県陸前高田市副市長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカ電子出版
27
元官僚の著者がすすめる読書術📖です。230ページほどですぐに読める内容です☺️すべての官僚が彼と同じような読書術を持っている、訳ではなく著者の読書に対する考え方が強い印象です。著者の📖を選ぶ方向性として、①歴史を知る読書②世界情勢を知る読書③価値観を学ぶ読書④課題を知る読書⑤インテリジェンスを深める読書 と年間300冊ほどを 精読 or つまみ食い読書 or 読まない読書 と分類して多くを読む方法をとっています✨2020/01/19
kubottar
18
自己啓発書の紹介が多かったので、ちょっと思っていたのと違う読書術本。2019/09/25
おくりゆう
15
キャリア官僚ならではの視点から官僚の方々やご自身の読んできた(読む)本や教養本、日本を考える本などの紹介、速読術と想像以上に読みやすく、なおかつ興味深かったです。ぜひ活かしていきたいと思いました。2015/01/15
陰翳rising sun
13
日々多忙な業務をこなす官僚の読書体験についての本。資料作成やヒアリングのための読書のためには、いかに効率よく必要な情報を集められるのかが課題となる。そのなかで、速読や精読が紹介されていた。目次とはじめにをきちんと読むと、その本の内容が掴めるとある。方法としては、ページの飛ばし読みをして、写真を撮るように真相心理に活字を記憶するとある。何にせよ実践あるのみと思った。官僚の読む本のアンケート結果で、歴史物が多いことに驚いた。歴史は70~80年周期(コンドラチェフの波)で繰り返すとのこと。今は変革の時期らしい。2020/10/03
もえたく
7
陸前高田市副市長に出向中のキャリア官僚である著者の読書術というより読書遍歴。被災地の副市長を務めているため、復興支援や町づくりのお薦め本は参考になるが、友人から推薦してもらった会計学の本まで紹介するのは残念。スピリチュアルな本を紹介するのも異例な気が。2014/08/05