内容説明
2人のスペシャリストが贈る、相掛かり定跡書の決定版!!
目次
第1章 定跡編(後手8四飛型;後手8五飛型)
第2章 実戦編(金銀の厚みで押し返す;2筋逆襲を迎え撃つ;銀を使わせない工夫 ほか)
第3章 対談
第4章 参考棋譜
著者等紹介
野月浩貴[ノズキヒロタカ]
1973年7月4日生まれ。北海道出身。1985年6級で勝浦修九段門。1996年10月1日四段、2000年10月10日五段、2004年4月1日六段、2005年4月1日七段。相掛かり、横歩取りを得意とする攻め将棋の居飛車党。棋戦優勝は早指し新鋭戦(第17回‐1998年度)など2回
山崎隆之[ヤマサキタカユキ]
1981年2月14日生まれ。広島県広島市出身。1992年6級で森信雄七段門。1998年4月1日四段、2001年8月28日五段、2004年11月18日六段、2006年8月10日七段、2013年7月27日八段。定跡や形にとらわれない自由な発想が魅力の関西の人気若手棋士。棋戦優勝は新人王戦(2回)、NHK杯戦など5回。タイトル戦挑戦1回(第57期王座戦‐2009年度)。将棋大賞は第28回(2000年度)新人賞、第30回(2002年度)勝率第一位、連勝賞、第31回(2003年度)連勝賞、第32回(2004年度)敢闘賞、第39回(2011年度)升田幸三賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そり
7
対談のみ読了。▼気になった文は、「どんな棋風の人でも、自分なりの楽しみ方を見いだせる」「リスクを払うのは相掛かり党の宿命」「定跡が整備されていない期間が長かった」。野月さんと山崎さんは同じ相掛かり党だけど、その中身はまるで違うらしい。純粋に構想力を競える戦いはワクワクする。だから早指しには向かないだろうけど、友人とじっくり指すにはもってこいみたいだ。2013/10/11
まんまるまる亭
2
「相掛かりに無敵定跡などという定跡があったのか」と思ったから、買った。実際には無敵定跡という定跡について解説した本ではなくて、相掛かりについて広く語った本だった。どちらかというと「消えた戦法の謎」や「最新戦法の話」のような将棋戦法についての読み物に近いかな。2019/10/11
のほほん堂
0
引き飛車棒銀は破壊力があるのかないのか、よくわからなかったので読んでみました。力戦になりやすいようなので、たまには指してみようと思います。これでプロの棋戦の中継でも相掛りを楽しく観戦できそうです。2017/12/14
books
0
振り飛車に飽きてきたときにたまーに相掛かりを指すという感じで、正直、飛車先交換のあとの定跡が全く分からないままやっていた。なのに、相掛かりの勝率が高かったので、ちゃんと勉強しようと思って本書を買ったのだが、案の定難しい。でも、棋士二人の温和な対談に引き込まれた。いつかできるようになったらいいな。