内容説明
「マインドコントロール」という言葉には怖いイメージがあるかもしれない。しかし、マインドコントロールは非常に洗練された説得術であり、その理論と技法をマスターすれば、日常生活やビジネスの現場で、思うままに人を操ることができる。本書は説得学の権威である著者が、世の中に意外なほど溢れているマインドコントロール的アプローチについて、解説したものである。
目次
第1章 人間はだれもが操られている!
第2章 いますぐ相手の心を動かすスイッチ
第3章 知らず知らずに相手を操る技術
第4章 わかっていても操られてしまうパワーテクニック
第5章 相手の「意志」を捕まえる心理トラップ
第6章 「操りやすい人」を見極める方法
第7章 マインドコントロール式説得術を実践する
著者等紹介
榊博文[サカキヒロブミ]
慶應義塾大学経済学部を経て、慶應義塾大学院社会学研究科博士課程修了。米国スタンフォード大学留学後、慶應義塾大学文学部教授として長年教鞭をとる。専門分野は社会心理学で、効果的な説得戦略およびイノベーションの普及戦略に関する理論的・実証的研究に従事。日本説得交渉学会会長、国際陰陽科学会会長、日本社会心理学会理事、天津理工大学管理学部客員教授、成都理工大学情報メディア学部客員教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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水
1
私自身、マインドコントロールという言葉にあまり良いイメージは抱いていなかったので、ここに書かれている説得術には驚きました。このうちの多くは普段私たちが何の疑念も抱かずに接していることであり、本人たちが気付いていないだけで大抵の人はマインドコントロールされているということがわかりました。また、この本は少し古いものですが、最新の社会心理学ではどの程度のマインドコントロールができるのか、どれだけ進歩しているのか、とても興味深いです。ただ、現在、当たり前のように更に解析が進められている、と考えると少し怖いです。2014/07/16
ずっと俺のターン
1
目新しいことは何も書いてない。むしろ、古いと思う。なぜ書いた。作者を勘違いして買ってしまった。林だと思った。2012/10/31
マイナビ新書評価
0
★★★☆☆(普通)2015/07/21
concreteseijin
0
認知的不協和のすっぱい甲州ワイン2014/11/16
ceskepivo
0
「影響力の武器」の内容を分かりやすくコンパクトにまとめたとの印象。「相手の校手的な面を探して、こちらから好意を向けることで、人間関係は改善されるはずです。どんな人でも好きになる広い心を持つのが説得の極意です。」(42頁)、「人は権威や命令に従わなければならない状況にあるときは、行動の責任は権威者にあり、自分は従っているだけで責任はないと感じます」(186頁)は、普段から心すべき指摘である。2012/12/02
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