内容説明
真剣師から異例のプロ編入試験を経て棋士となり、「妖刀」といわれた独特の棋風で、人気を誇った花村元司九段。花村九段が不世出の棋士であったように、著書「ひっかけ将棋入門」も空前にして絶後の棋書。本書を読めば正しい手を指すだけが勝つための手段ではないことが分かるはずです。なによりも「勝ち」にこだわった花村流の勝負術、ぜひ堪能してください。
目次
第1章 誰でも強くなる方法 花村流妖刀使いの極意(私は“賭け将棋”で強くなった;10代にして「東海の鬼」と呼ばれる ほか)
第2章 急所の駒はこう動かす 奇襲逆転の指し方(とどめを刺す一歩の使い方;この手がひらめけば相当強い ほか)
第3章 強い奴!弱い奴!どっちも来い どんどん勝てる駒落ち必勝法(駒落ち将棋・必勝の構図;花村流の傑作!四枚落ち戦法 ほか)
第4章 勝負手を放つタイミング 難局を打開する将棋(攻撃目標をどこに絞るか;挑戦者を震え上がらせる「大山の受けつぶし」 ほか)
第5章 凄い手を発見する方法 花村流実戦教室(九段戦(先手・塚田正夫九段・後手・花村元司八段)
第15期名人戦(先手・大山康晴名人・後手・花村元司八段) ほか)
著者等紹介
花村元司[ハナムラモトジ]
大正6年11月18日、静岡県浜松市生まれ。「東海の鬼」の異名を持ち、昭和19年異例の五段試験に合格し木村義雄十四世名人門。51年4月九段。31年15期名人戦挑戦などタイトル戦登場4回、棋戦優勝3回。順位戦A級に16期在籍。第36期順位戦で60歳にしてA級昇級。これは全クラスを通じて最年長昇級記録。59年11月将棋栄誉賞。60年5月25日、現役のまま死去。享年67歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yasuhitoakita
こまごめ
yasuhitoakita
ともあむ