内容説明
橋本崇載七段による中終盤の講座。第1章では中盤の戦い方を基本的なことから、やさしく解説。第2章では勝つための終盤の戦い方を、方向性を示す事でわかりやすく解説した。第3章では読みの力を鍛えるための次の一手を出題し、Q&A方式で解説している。第4章は橋本七段の実戦編で、中終盤にスポットを当てた自戦解説。
目次
第1章 中盤の分かりやすい戦い方(どうして居玉はダメなの?;なぜ玉を取られるのか? ほか)
第2章 終盤を乗りきる戦い方(とにかく一手速く勝て!;細い攻めをつなぐには ほか)
第3章 中終盤次の一手(競り合いも手筋で一発KO!;微差からリードを広げる ほか)
第4章 実戦編(キメ細かな寄せ―VS神谷広志七段;辛抱する木に花は咲かず―VS戸辺誠六段 ほか)
著者等紹介
橋本崇載[ハシモトタカノリ]
1983年3月3日生まれ、石川県出身。1994年6級で剱持松二八段門。2001年4月1日四段。2006年9月22日七段。竜王戦は2組、順位戦はB級1組。2008年の第49期王位戦、2009年の第50期王位戦で白組リーグ優勝し、挑戦者決定戦に進出。2011年、第69期順位戦でB級1組に昇級。同年、第24期竜王戦2組で優勝し、決勝トーナメント進出とともに、1組復帰を決める。タイトル戦登場が期待される、若手トップグループの一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ののはな
2
図書館。息子のために借り息子しか読まなかったが新刊棚にあっただけあり直近の試合にはヒントが多かった由。2012/01/15
あなあき
0
「どうして居玉はだめなの?」「細い攻めをつなぐには」「微差からリードをひろげる」などのテーマを設定して、将棋の中盤・終盤の指し方を実戦的に指南。様々な局面の捉え方・考え方・大局観を、独特な「橋本節」も交えてわかりやすく楽しく解説している。将棋の上達には、序盤・中盤・終盤の力をそれぞれバランスよく鍛えていく必要があるが、中盤の指し方について書かれてある本が比較的少ない。そういう意味で貴重な存在の本書。正直、家庭用ゲーム機レベルの「激指さん」に弄ばれてしまっている自分には少し難しい内容だったが、楽しく読めた。2014/03/09
@kino
0
題名通り、中盤と終盤の指し方について書かれています。当方の棋力は上級。序盤でのリードを、よく中盤で覆される者にとっては為になる事が多く書かれていました。相居飛車や対抗系、駒落ちの解説もあり、普段見慣れている形とは違った将棋を見ることができるのでなかなかの良書だと思います。普段、TVで見ているような、あの清々しい口調での説明なので頭に入りやすかったです。2012/01/04
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- 和書
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