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浅草芸人―エノケン、ロッパ、欽ちゃん、たけし、浅草演芸150年史

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  • サイズ 新書判/ページ数 287p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784839940409
  • NDC分類 779
  • Cコード C0276

内容説明

お笑い好きだけではなく、一般的にも、今再び、浅草芸人に注目が集まっています。本書では、明治以来の浅草演芸、浅草芸人たちの足跡を紹介します。

目次

序章 ビートたけしと浅草
第1章 浅草演芸前史
第2章 エノケン・ロッパとその周辺
第3章 浅草六区、全盛期を迎える
第4章 戦争と喜劇人
第5章 戦後の混乱から生まれたもの
第6章 テレビ時代の到来
第7章 欽ちゃんの時代、たけしの時代
終章 浅草の灯を守る者

著者等紹介

中山涙[ナカヤマナミダ]
1971年、東京都出身。作家・ノンフィクションライター。中央大学出身。20代より文庫解説などを手がけたのち、2000年、峰隆一郎氏の「人斬り弥介」シリーズを引き継ぎ、「宮里洸」名義で小説家としてデビュー。主にバラエティ番組やお笑い番組をテーマに、小文を披露している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

11
浅草における芸能の興廃を、駆け足ながらも一冊でまとめた力作だが、著者自身が浅草の全盛期ををリアルタイムに体験しているわけではので、やや平板。本書を読了すると、小林信彦「日本の喜劇人」の面白さ、凄さが際立つ。2019/08/20

ライアン

7
kindleで読了。浅草芸人の歴史がわかる。戦前の浅草の芸が東京のみならず大阪にまで影響していたとは。エノケンロッパに時代については詳しく書かれていたが、その後は駆け足だったのが残念。深見千三郎さんの時代とかももっと書いて欲しかったな。さすがに自分の世代ではデン助劇場は知らないけど十年以上TVで中継やってたこと、捕鯨船の主人が息子役で出てたとは知らなかったな2015/07/05

姉勤

3
戦前・戦中・戦後の浅草芸能志。引用が多いけど、自分の様に浅い人間にはちょうど良い。現代に繋がる人物の相関性やルーツが興味深い。それにしても、笑いというものは常に表と裏の権力に真っ先に虐げられ、屈服された最低のクラスだった。それを変えたのがテレビを利用したビートたけしだけど、浅草育ちという喜劇人の意識は失ってない気がする。2012/09/26

Akira Bito

3
エノケンから欽ちゃん、たけし、ナイツに至るまで「浅草芸人」の流れを網羅した良書。「浅草芸人」のイメージがない意外な芸人や俳優・女優までが「浅草」という街で交錯していたことが分かる。 たけしの番組に度々出てくる鯨料理店「捕鯨舩」の大将・河野氏が芸人さんだったことや浅草を愛し、浅草六区の振興に奔走されていることもこの本で知る。 多くのタレントのルーツが浅草にあることを教えてくれる一冊だ。2012/01/09

sasha

2
う~ん…芸人群像にしては対象が絞り込めていないし、「浅草」と冠している割には浅草という街の姿が浮かび上がって来ない。園芸に対する著者の思い入れは分からないではないけれど、書きたいことを盛り込み過ぎてまとまりを欠いてないか。2012/05/15

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