内容説明
勝負師の日常はあまりに残酷で美しい。強くて脆い棋士達が、知性の限りを尽くした果てに覗かせる真情を鋭く切り取った、先崎学の渾身作。
目次
第1章 千駄ヶ谷の市場
第2章 わくわくする対局
第3章 名局
第4章 体に悪い対局
第5章 最後の一分の魔物
第6章 運
第7章 冬の大嵐
第8章 秒読み
第9章 残酷な勝負の神様
著者等紹介
先崎学[センザキマナブ]
昭和45年6月22日生まれ。青森県出身。56年、5級で米長邦雄永世棋聖門。60年初段、62年四段、平成12年八段。平成3年、第40回NHK杯戦で棋戦初優勝。棋戦優勝は2回。A級在位2期(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あなあき
1
だいぶ前に買うだけ買って「積んどいた本」。何故かと言うと、図面や指し手がたくさん出て来て、まだ初心者に毛が生えた程度の棋力しかない当時の自分には「ちゃんと読めるシロモノではない」と感じたから。もちろん、本作は「読み物」なので、難しいところは飛ばしても、それなりに楽しめるハズなんだけれども、ちょっと「完璧主義」なところがあるんだよね、自分。で、今回、満を持して読んでみたものの……やっぱり、ちゃんとは解らなかった(笑)。プロの対局からの抜粋だから、当然と言えば当然なのだが……というわけで再読は数年後だなwww2015/06/22
yodaka
0
昔はとんがっていた先崎先生もだいぶ丸くなったかな。厳しいことも書いているけど,辛口すぎていろいろ物議を醸した河口先生に比べるとずいぶんと楽しく読める。図面が多いものの詳細解説までではないため,将棋初心者の方には厳しいかも。2015/05/04
かめかめ
0
先崎学氏は昔は「天才棋士」と言われた人物です。将棋の世界という特殊な勝負師の日常の残酷さや美しさが棋士の立場から語られています。棋士の人間性にも触れてあり、楽しく読める将棋の本です。2013/05/19
drago @王座戦観戦中。
0
臨場感あふれる観戦記。現役の元A級棋士だけに、解説も上手い。★★★☆☆2012/06/30
白山手賀
0
うつ九段の前の先崎さん。2019/11/16