内容説明
異例のスピードで企業規模を拡大させてきたグーグル。検索、Gmail、グーグルマップのストリートビューなどをすべて無料で提供し、今後はOS(オペレーティングシステム)も無料でリリースする。しかし、収益モデルが確立しないまま提供されるサービスも多く、また、サービスのなかにはプライバシーの面においても議論されるなど、その一挙手一投足に注目が集まっている。彼らは一体、何をしたいのか。本書では、グーグルの正体を明かし、将来の姿を大胆予測する。
目次
第1章 不気味なグーグル(クロムOSの衝撃;マイクロソフトとの最終戦争が始まる ほか)
第2章 富が湧き出す仕組み(なぜこれだけ大盤振る舞いができるのか;グーグルの偉大な発見 ほか)
第3章 拡大・成長のための最強の戦略(慈善事業ばかりでなぜ成長できるのか?;グーグルを大数の法則で読む ほか)
第4章 成り立ちから読み解くグーグルの姿(グーグルとは何者なのか?;共同研究から始まったグーグル ほか)
第5章 グーグルと私たちの未来(現実世界に乗り出すグーグル;貧困問題に興味をもつ創業者の2人 ほか)
著者等紹介
牧野武文[マキノタケフミ]
ITジャーナリスト。ITビジネスやIT機器について、ビジネスからだけではなく、消費者や生活者の視点からもやさしく解説することに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
31
参考文献にも挙げている佐々木俊尚氏の「google既存のビジネスを破壊する」に近い印象だった。その本はGoogleの利点と危険な点を書いていたがこちらのほうがもう少し肯定的でGoogleの歴史を中心にこれからの展望を示している書き方をしていたのが違う点だと比較して思った。2011/08/06
チェ・ブンブン
18
Googleのビジネスの謎が分かる本。ネットに民主主義を持ち出したのもこの会社の話。そしてGoogleの中毒性の高さも読み進めると気づかされる。最初はGoogleをディすってたのに最後の方になると擁護派に回り始めるのだ。おそるべしGoogle!2013/07/25
maimai
15
情報整理といい理念で作成された検索エンジン。ありとあらゆる利便性を私たちにもたらした反面、個人情報などの大切さも問題になっています。そんなgoogleですが大切にしているのはユーザー視点での仕事の取り組みであること。情報はユーザーによって生み出されるからユーザーを大切にすること。現代の企業は潰し合いや生き残り等を話題にしていますが、そうではない商売の本質は目先の利益ではなく人を幸せにする実益にあるのではないかと感じました。2020/08/11
majiro
9
ネットブックの頃の本。今、ネットブックは死滅してしまったけど、それでもグーグルは伸びている。広告費の推移などのデータを背景にしたビジネスモデルの説明はわかりやすかった。2013/05/24
miyatatsu
8
この世界に住んでいる人間は一度googleのことをきちんと調べなければいけないことを実感しました。2017/03/21
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