内容説明
本書は女流棋士の第一人者である矢内理絵子女王・女流名人が、四間飛車に対する戦い方を解説した本です。瑞玉銀冠の章では右銀の使い方がポイントです。相手の出方によって急戦を仕掛けたり、8八銀型や7七銀型に組んで玉頭を強化したりと、柔軟に使い分けます。4五歩早仕掛けの章では一手の緩手が負けにつながるスリリングな展開を、先手の場合と後手の場合に分けて詳しく解説しています。
目次
第1章 対振り飛車端玉銀冠(端玉銀冠の基本的な狙い;銀冠3八飛型;銀冠4六銀型 ほか)
第2章 4五歩早仕掛け(先手4五歩早仕掛け;後手6五歩早仕掛け)
第3章 感覚を磨く実戦次の一手
第4章 矢内理絵子の実戦譜(玉の遠さを生かす―対斎田晴子女流三段戦;成功例の完成局―対久津知子女流初段戦;新たな可能性に挑戦―対斎田晴子女流四段戦 ほか)
著者等紹介
矢内理絵子[ヤウチリエコ]
1980年1月10日生まれ。埼玉県行田市出身。1990年関根茂九段門で育成会入会。1993年4月1日女流棋士2級。2004年8月3日四段。1997年度第8期女流王位戦で初タイトル獲得。2005年度第32期女流名人戦で勝利し女流名人に。翌年の第33期、そして第34期も防衛を果たし3連覇。2008年度第1期マイナビ女子オープンで優勝し初代女王に。2009年1月20日現在、女王・女流名人の二冠を保持。そのほかレディースオープントーナメントで優勝2回(第12回‐1998年度、第20回‐2006年度)。将棋大賞は最優秀女流棋士賞2回(第33回‐2005年度、第34回‐2006年度)など計3回受賞。また、2007年第2回さいたま輝き萩野吟子賞を受賞、2008年7月行田市観光大使に委嘱されるなど、女流棋士の第一人者として活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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