内容説明
自分そっくりのロボットをつくった研究者の頭の中。
目次
第1章 人間とロボット
第2章 視覚と認識
第3章 人間と関わるロボット
第4章 実社会での実証実験
第5章 人間らしさの研究
第6章 人間の存在に関する研究
第7章 人と融合するロボット
著者等紹介
石黒浩[イシグロヒロシ]
大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻、教授。ATR知能ロボティクス研究所客員室長。1963年生まれ。1991年大阪大学大学院博士課程修了。工学博士。山梨大学助手、大阪大学助手、京都大学助教授、カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員、和歌山大学助教授、教授を経て現在に至る。ロボカップ世界大会ヒューマノイドリーグにTeamOSAKAとして参戦、4度の優勝を果たしていることでも有名。またロボットベンチャーの株式会社ヴィストン創設者のひとりでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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issy
1
石黒氏の生い立ちからロボット研究に至る道のり、数々の研究と氏の興味やアプローチを通して、ロボット研究とは人を知ることという「アンドロイドサイエンス」論が展開される。石黒氏がアラン・ケイ氏との会話から得た「クリエイティブな人間は想像のままに未来を作り出す」という教訓(?)は刺激的。ロボットは普及するだろうか?と問うのではなく、自分が想像する「ロボットが普及した社会」を現実化することに邁進せよ。2011/08/31
塩崎ツトム
0
お手伝いロボットでも、戦闘用ロボットでもない、コミュニケーション手段としてのアンドロイド論。「ヒューマンこそもっとも優れたメディアである」という筆者の例えに、ハハアと唸った。2012/10/13
Humbaba
0
ロボットを研究するということは,ただ工学のみを学べばよいのではない.人間がどのように認識しているかということも学ぶ必要がある.2009/10/31