内容説明
知っているブランドをあげてもらうと、たいていの人は1ジャンルにつき1~3の人気ブランドしか答えられません。しかし、そうした人でも紙に書いて見せると多くのブランドを知っています。ほとんどのブランドは、認識されていても購入時に思い浮かべてもらえない、いわば墓場に眠ったブランドになっているのです。本書では、そうした「墓場ブランド」と「儲かるブランド」の違いがどこにあるのか、そして、昨今喧伝されているウェブマーケティングによってブランドの逆転が起こりうるのかを検討しながら、マーケティングの基本から本質までを解説します。
目次
第1章 スターになるブランドと墓場に眠るブランド(「青いハンカチ」に何を見た?;ブランドはネームやロゴではない ほか)
第2章 逆襲の無名ブランド(男性用シャンプーが女性のクチコミで大ブレイク?;ネットで変わる購買行動 ほか)
第3章 Web2.0は桶狭間の夢を見るか?(束になってもアクオスにはかなわない?;アマゾンのロングテール ほか)
第4章 「死の影の谷」を行く墓場ブランド(弱者が浮上し、強者はますます強くなる;Web2.0時代の「死の影の谷」 ほか)
エピローグ Web2.0はダメなのか?(二元論から卒業しよう!;Web2.0はダメなのか?)
著者等紹介
紅瀬雄太[コウセユウタ]
株式会社日本総合研究所総合研究部門主任研究員。早稲田大学第一文学部社会学専修卒。株式会社日本総合研究所に入社以来、調査・研究、コンサルティング活動に従事。専門はネットビジネスの経営戦略、マーケティング、事業企画。現在は「情報化社会における賢い生活の実現」をコンセプトに、調査・研究やコンサルティングを行うスマートライフクラスターに所属
西窪洋平[ニシクボヨウヘイ]
ジェイ・リスティング株式会社代表取締役社長。早稲田大学大学院理工学研究科修了。事業会社数社を経て、株式会社日本総合研究所に入社。スマートライフクラスターを設立し、CRM、SCM、eラーニング等の市場開拓とIT関連の商品・サービスに関する戦略導出コンサルティングに従事。退職後、日本初の検索連動型広告事業会社であるジェイ・リスティング株式会社を起業。専門領域は事業戦略、技術戦略、メディア論、マーケティング論など多彩(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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