内容説明
紙選び、特殊加工、インキの秘密、本の立ち姿、角背か丸背か、読ませる本文組み、編集者とのやりとり…加工や紙の情報満載。
目次
1 読む本のデザイン
2 写真集・作品集のデザイン
3 ブックデザインの考え方
4 テキストのデザイン
5 特殊加工
6 ケースのデザイン
著者等紹介
ミルキィ・イソベ[ミルキィイソベ]
グラフィック・デザイナー。東京生まれ。東京都立大学人文学部心理学科卒業。1978年『夜想』を今野裕一と共に創刊、98年に休刊するまで編集・デザイン・制作を担当。2000年ステュディオ・パラボリカ設立、『夜想』を03年に復刊。単行本、写真集・画集など多数の本の装幀のかたわら、広告、ポケモンカードゲームのAD、新聞連載小説の挿絵やイベント会場のADなどもする。2006年浅草橋にギャラリー、パラボリカ・ビスを開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
34
好きな装丁家の一人ミルキィ・イソベさんの装丁デザイン本。文学書は「気配」が重要とかケース付の本はケースだけを持って逆さにしたときに、本がどのように出てくるかなどを語っています。また素材はタオル風や蛍光、加工はウェルダー加工やUV加工などいろいろ知らないことを教えてくれました。2012/12/02
ねむねむあくび♪
31
昨日に続けてミルキイ氏の本2冊目。昨日のが、『紙の図鑑』としての本なら、この本こそミルキイ氏の『デザイン』の本。これまでにデザインした本を丁寧に解説している。読み応えがあり、専門性が高く、デザインを勉強している方の役に立つ本。紙の図鑑と重複している本がかなりある。本の趣旨が違っているからかな?ここで取り上げられている本に桐生典子『眠る骨』のブックデザインが恒川光太郎さんの『夜市』に良く似ている…。恒川作品もミルキイ氏が手がけているのかな。また今度確認したい。こういう発見も面白いですね(*´∇`*)2013/10/02
らくだ
2
「ブックデザイン ミルキィ流」。ミルキィ・イソベ氏のブックデザインの本。面白かった!紙を考えたりテキストページをデザインしたり、帯やカバーや函をデザインしたり。特に帯と函は興味深かった。同人誌作りで帯を作ったことがあるけどすごくテキトーだったな、と恥ずかしくなった。いい本でした。2017/02/26
みなと
2
超不本意ながら、仕事上どうしても必要で読みました。結果、とても勉強になっちゃいました…いろんな本を読まないといけないなぁ。本はとにかく内容重視で、装丁なんて値段が高くなるだけだし、収納場所取るし、何なら新書と文庫オンリーでもいいんだけどと長年思っていましたが、意義や装丁家の想いが理解できる良書でした。2012/03/13
桐埜
2
満足度:★★★★☆2010/03/12