内容説明
石の方向から定石の考え方まで、小林式布石理論を詳解。
目次
1 初級者の悪い癖(接触したがる;弱い石を作るのが平気;中途半端な形で手を抜く;ヤキモチ病;厚味が理解できない;小さい手を打つ)
2 隅の打ち方(なぜ隅がよいか;隅のどこへ打つのがよいか;隅を確保するシマリと、シマらせないためのカカリ;星の運用)
3 辺の打ち方(攻めの目的;急なハサミ、ゆるやかなハサミ;ヒラキは根拠を得るためにも大切;三線と四線が地を作りやすい)
4 やさしい定石(星の定石;小目の定石;高目の定石;目外しの定石;三々の定石)
5 布石、次の一手
著者等紹介
小林光一[コバヤシコウイチ]
昭和27年9月10日生れ。旭川市出身。52年第2期天元戦で公式戦初優勝。59年第22期十段戦で二度目の公式タイトルに就く(以降十段位三連覇)。60年第10期名人戦で初の名人位に就く。同年第11期天元位奪取。61年第10期棋聖戦で棋聖も獲得。同年第33期NHK杯も初制覇。五冠王となる。61年第10期以降の棋聖戦五連覇で名誉棋聖の資格を得、17期まで八連覇。平成4年名人、碁聖を防衛、各五連覇で“名誉”の資格を得る。5年名人、碁聖各六連覇。6年、名人七連覇。7年、11年NEC杯優勝。9年世界選手権、竜星戦優勝。10年天元に返り咲く。11年十段戦で彦坂十段からタイトル奪取、翌年防衛。第24、26期碁聖位を獲得。13年碁聖戦で山下敬吾碁聖からタイトル奪取。14年碁聖防衛。第11期竜星戦優勝。15年第51期NHK杯優勝。第23期NEC杯優勝。タイトル獲得数59は歴代3位。その他、新鋭戦、新人王戦優勝各2回。早碁選手権戦優勝4回。鶴聖戦、首相杯争奪戦優勝各3回、第6期阿含・桐山杯優勝。16年3度目のNEC杯優勝。棋道賞「最優秀棋士賞」7回、秀哉賞7回、60年度北海道栄誉賞、平成5年都民文化栄誉賞受賞
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