将棋界の事件簿―現役プロ棋士の実話レポート

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784839918026
  • NDC分類 796
  • Cコード C2076

内容説明

元将棋連盟理事、元将棋世界編集長が伝える、将棋界で起きた騒動、事件の顛末。当事者だけが知る真実を今ここに記す。

目次

第1章 盤外騒然の激動期(昭和40年代の棋士勢力図;記録席から見た棋士たち ほか)
第2章 大山時代から羽生世代(大山全盛時代は対局場も大山ペースの仕切り;大山に対して敢然と立ち向かった山田 ほか)
第3章 将棋界の仕組みと出来事(昭和49年に女流棋士制度が発足、初代名人は蛸島;男性対女流の公式戦初対局で棋士人生をかけた高橋 ほか)
第4章 プロ・アマ平手戦対局の変遷(戦後まもない順位戦、九段戦に強豪アマが特別参加;将棋雑誌でプロ・アマ平手戦の企画 ほか)
第5章 わが修業時代の思い出(将棋を覚えたきっかけは花札と大ヒット曲『王将』;有望な若い弟子が多い佐瀬一門に押しかけ入門 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

14
P.143に、昭和40年代に起きたこととして、ある若手棋士がA級棋士との対局中に、トイレで山田道美の定跡書を見た事件を紹介している。人間がやることであるから、ソフト問題が起きる以前から、カンニング問題は起きていた訳だね。2017/01/01

atog2_435

1
知っている内容が多かったので、あまりサプライズは無かったが、山田道美の生き様や優待で有名な桐谷さんが当時、山田道美の研究会に参加していた話とかは面白かったです。2015/03/22

ゆーいちろー

1
先に「実録名人戦秘話」を読んでしまったが、本書は昭和40年以降の将棋連盟の動きを簡便に知るには良い本だと思う。まあ、帯で煽られているほど過激な内容ではなく、あくまでも将棋界史である。「名人戦秘話」とも重なる部分が多いが、より通史的でやはりこちらを先に読んでおけばよかったとも思う。興味深いのはプロ・アマ対局の変遷。強いアマチュアはいるものだと思う。そういえば、本書でも触れられているが田丸八段の弟子の、櫛田六段もあやうく小池重明のような人生を送っていたことになっていたかもと考えると、何だか感慨深い。2012/08/15

Shun'ichiro AKIKUSA

0
過去の将棋界の動きが淡々とした筆致で綴られている。しかしこの表紙とタイトルはミスリーディングだろう。煽情的な内容(林葉)や殺人事件(森安)の裏話は期待できない。2016/11/02

あさピーコ

0
将棋のことを知らなくても、名人の人間的な部分をのぞけてしまう、面白さがある。2016/10/11

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