ライカな眼

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784839907082
  • NDC分類 740.4
  • Cコード C0072

内容説明

1960年代に伝説のカメラ雑誌『カメラ毎日』を拠点に活動を開始した高梨豊は、66年1月号に36ページにおよぶ大作東京人を発表、注目を集めた。中平卓馬、森山大道らとともに写真同人誌「プロヴォーク」に参加する一方、広告写真家として「ディスカバー・ジャパン」「いい日旅立ち」などのキャンペーンを手がけるなど、幅広く活躍。近年は東京人の撮影中から愛用しているライカがきっかけで赤瀬川原平、秋山祐徳太子とともに「ライカ同盟」を結成、活動を続けている。高梨豊にとって、ライカは作品づくりに欠かせない道具であると同時に、写真家としての方向性を決定付けたカメラでもあった。ライカとともに傑作写真をものしてきた写真家のまなざし―それが本書である。

目次

はじめに 私のライカ遍歴
第1章 ライカな眼ができるまで(少年時代。牛込;カメラと養父母;クレパスと水彩画 ほか)
第2章 ライカな眼の使い方(撮影術;レンズ論;アクセサリー ほか)
第3章 ライカな縁・対談(赤瀬川原平;荒木経惟;鈴木八朗 ほか)

著者等紹介

高梨豊[タカナシユタカ]
1935年東京都生まれ。日本デザインセンターを経て写真家活動に。67年パリ青年ビエンナーレ写真部門大賞。84年、93年に日本写真家協会年度賞をそれぞれ受賞。1995年からは赤瀬川原平、秋山祐徳太子とともに「ライカ同盟」を結成。頼霞流家元としても活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほじゅどー

11
★★★写真を撮る行為はキャッチボール。カメラはグラブやミット。いいカメラは使い勝手が良くて、被写体とのコミュニケーション、つまりキャッチボールがやりやすい。ライカのファインダーはフレームの見え方がシャープで鮮やからしい(わたしはまだライカのファインダーを覗いたことはないけど)。ライカで有名なレンズは、スーパーアンギュロンM21mm、エルマリートM28mm、ズミルックスM35mm、ズミクロンR50mm、エルマリートR90mm、ヘクトールM135mm。2016/11/19

Koki Miyachi

5
高梨豊の自伝的写真年代記。写真との関わりの中で、写真を通して時代や人や街をどう見てきたかを語る。平易で自信に溢れているけれど慎ましい。とても好感が持てる文章なのだ。心に残るフレーズも多い。 年齢と画角は一致する。。ワークは生きがい、ジョブは食いがい。。バブル経済に席巻された東京は、「面」が破壊され、被写体として成り立たないと感じていました。そこでぼくは「点」を撮ることにした。。写真家は自分が属するこの世界と対峙して、撮り続けることで勝負する、長距離ランナー 撮影術の紹介や対談も含蓄があり、濃厚な一冊。2013/03/25

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