出版社内容情報
〈自己〉の本性、生命エネルギーを象徴する「牛」を追って宇宙をひとめぐり。古来、禅のエッセンスとして、幾多の魂を〈悟り〉の岸へ打ち上げてきた『十牛図』をOSHO禅師の道案内でたどる旅。ここに21世紀の禅の胎動がある。「禅は人間の自然な宗教だ。それはほとんど宗教なき宗教だ。神なき宗教だ。それはありふれた道徳など超えている」(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanaoka 57
5
高校生の時に接し衝撃を受けたラジニーシ。30年以上を経て再び手に取った。時は満ちたというべきか。当時、認識できなかったことが、全身で受容することができる。若者は、例え幻想であれ世間を勝ち抜く欲で溢れているのだ。それがスピリチュアルなものに向えば、霊性進化のような勝つ為の思想に結び付いてしまう。世間をそれなりに歩み、立ち位置を得たことで欲望の意味を知り得た。欲望はそれを知ることで落とせる。 カルト系批判もあり、ラジニーシに対してその後偏見を持つようになったものの、今読んでも話の数々はビューティフルである。2015/10/04
カバラン
0
大昔読んだ本。
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