目次
1 ベトナムはどんな国か
2 地域区分
3 主要都市
4 歴史―先史からベトナム民主共和国独立まで
5 独立ベトナムの歩み1 戦争の時代
6 独立ベトナムの歩み2 ドイモイの時代
7 政治
8 経済と社会
9 隣人との関係
10 日本とベトナム
著者等紹介
古田元夫[フルタモトオ]
1949年生まれ。東京大学名誉教授。日越大学学長。専門はベトナム現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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futabakouji2
10
ベトナムに関する本は初めてとなる1冊。読んでみたらベトナムってなかなかユニークだなとわかった。バイクばかりで危ない道路事情。共産主義といっても、ソ連、中国共産党とは違い宗教、伝統を共に受け入れる考えも新鮮だった。ベトナム戦争以後の経済活動への転換はドイモイというらしい。アセアンに入るのも遅かったのはインドシナの国内状況が原因だったこと。そういえばテレビで宗教施設に孔子、キリスト、モーセがいるカオスな施設を紹介していた。なんでも受け入れてしまう国柄なのだろうか?ベトナムに関する好奇心が高まる本だった。2020/07/07
紙狸
5
2017年刊。ベトナムについて基礎的な勉強をしようと思って買ったが、期待以上に中身が濃かった。著者はベトナム戦争終結から2年後の1977年にハノイで長期滞在した。執筆時には、日本が協力してベトナムにできた大学の学長を務める。長年のベトナム研究の蓄積がこの本に集約されているのだろう。第7章の扉に記された文。「かつての科挙制度がベトナムでは土着社会の制約を受けていたのと同じように(中略)共産党支配も、ベトナム社会の活力に翻弄されている面があり・・・」。ベトナムを知るには、ベトナム戦争の知識だけでは足りない。2019/03/08
Marie
3
改めてヴェトナムを学ぶ② 歴史だけでなく、近隣国との関係、日本との関係も見えた。何度か出てくるが、「民は強く、お上が弱い」というのが凝縮されたヴェトナムについての端的な説明なのかもしれない。それをベースに改めて歴史をなぞれば、もう少し見えてくるものがある気がする。2023/05/22
才谷
2
ベトナムの歴史・地理・経済等々について書かれた本。有名なベトナム戦争の詳細を今更ながら知ることに、朝鮮戦争の二の舞は避けようとして泥沼にはまり込むアメリカ。ディエンビエンフーの戦いでフランスに勝利して植民地支配を終わらせる。中国との長年に渡る戦争に勝利して独立。日本同様2度に渡り元(モンゴル)との戦争で退ける。こうしてみると戦争ばっかりだなベトナムと思うが勝率は割と高い(?)。2019/03/07
町
0
ベトナム旅行予習シリーズ第3弾。なかなか骨の折れる本ではあったものの、ベトナム人・ベトナム気質といったものの分析は多分参考になると思った。 車にひかれないように気を付けたい。2024/12/25
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