目次
第1部 紅茶をもっとふつうに楽しく(ゴールデンドロップ;インスタントラーメンと紅茶;紅茶と砂時計 ほか)
第2部 茶葉についてのあれこれ(オレンジペコ;ティー・ブレンディング;ブレックファスト・ティー ほか)
第3部 紅茶屋のつぶやき(「紅茶男子」と「紅茶教室」;紅茶とワインのこと;自動販売機にブランド紅茶 ほか)
著者等紹介
堀江敏樹[ホリエトシキ]
1936年生まれ。紅茶研究家、辻学園日本調理専門学校講師、大阪あべの辻調理師専門学校講師。堂島の名店として知られたティーハウスムジカの生みの親(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねむねむあくび♪
57
図書館の本。著者の堀江敏樹氏は、かつて堂島の名店ティーハウスムジカのオーナー(現在は大阪は閉店、神戸の芦屋店と元町店のみ)紅茶屋さんのつぶやきは、どちらかというと、ぼやきに近かった…f(^_^;(笑)ティーインストラクターなどのしがらみや嘆き、ワインはそのまま飲まれているのに、紅茶はフレーバーやペットボトルになっていると憂う。紅茶が番茶のように、ありのままで、気軽に気取らず飲まれて欲しい、という気持ちは良く分かった。2016/04/29
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
17
▼同じ著者の他の本同様、得ることの多い一冊だ。著者はかつて堂島にあり、現在は芦屋で展開する紅茶店「ムジカ」の2代目である。▼やはりティーポットで紅茶を立てることを最善として勧めている。作法や道具の形式的な拘りを排し、基本的な手順を大切にし、おいしく気軽にがぶがぶ飲まれたいと「伝道」しているのである。▼同時に、茶のおいしさを壊し、環境破壊にも繋がるペットポトルの紅茶・お茶の氾濫を強く批判している。▼著者のこれまでの本と主張が重なるが、最新のエピソードが紹介されている。どれを読んでも、面白いと思う。2022/06/09
ひよこまめ
8
自由に楽しめばいいんだと気付かされる。ある程度大雑把に淹れる時があってもいいし、丁寧に淹れてもいい。これを機にもっと紅茶を楽しみたい。2015/07/12
鵞鳥
4
個人的にはコーヒーが好きなのですが、一か月に一回位は紅茶が飲みたくなります。 ティーバックは邪道と言われつつも、蒸らせばそれなりに美味しいじゃないかと思っていましたが、この本を読んで、それもありだと確信しました。 それにしても紅茶屋でアイスコーヒー頼むティーインストラクターって、プロとしてどうかしている。 珈琲好きだって、その場は弁えるよ〜2017/09/20
Noriko S
3
ムジカティーのオーナーが書いた紅茶愛にあふれる本。やはり紅茶そのものを楽しく飲みたい。深く考えずに、リーフティーであれば、2杯分のリーフと水道水を沸騰させて、温めたティーポットとカップに入れてリーフが開くまで待ってから飲めばいい。濃ければ、お湯かミルクで薄めたらいいとのこと。気軽に飲めることよくわかった。しかし、ペットボトルやフレーバーティーへの辛辣な批判は、あまりにもしつこくてちょっといただけない。いろんな考え方があるので否定はしないが残念な気がした。2021/09/15