目次
パプアの概要
パプア民族指導者たちの死
パプアの人権状況
フリーポート社とパプア
マイノリティー化するパプア人
パプア問題の特異性
インドネシアへの併合過程
パプア分離独立闘争
パプア分離独立問題の展開
第2回パプア住民会議の諸決定
第2回パプア住民会議への反応
パプア特別自治法の施行
パプア州の分割をめぐる混乱
パプア住民協議会の苦闘
第3回パプア住民会議とその後の展開
著者等紹介
井上治[イノウエオサム]
1964年、東京生まれ。1987年、拓殖大学政経学部政治学科卒業。1992年、同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。社団法人国際情勢研究会研究員、ダルマプルサダ大学(インドネシア)客員講師などを経て、2003年、拓殖大学政経学部助教授。2011年、拓殖大学政経学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
makimakimasa
9
尼在住5年目だがパプワは未知なので興味津々で読んだ。16世紀にムラユ語のプアプア(縮れ毛)を由来にポルトガル人がパプワ、スペイン人は独自にニューギニアと命名、別名イリアンは「反オランダでインドネシアに従う」の略語説あり。ネグロイドでキリスト教徒。日本敗戦で尼は独立宣言もパプワのみ蘭再支配下だった為一体感無く、ハッタは併合に反対したがスカルノが押し通す。1961年に蘭から10年後の独立を約束も、紆余曲折を経て民族自決権の正式な行使無く69年に尼帰属決定。以後、西パプワまたは西メラネシアとして独立運動継続中。2021/10/21