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内容説明
青海省、チベット自治区、雲南省、ラオス、カンボジア、ベトナム、11年をかけてメコン全流4909キロを下った、東京農業大学探検部学生・OBたちの記録。
目次
1 メコン源頭へ―1994年
2 メコン源流を下る―1999年
3 雲南省、深い浸食の国を下る―2002年
4 チベット自治区の挫折―2004年
5 雲南省、少数民族地帯を下る―2005年
6 ラオス、メコンの流れのような旅―2005年
7 カンボジア、トンレ・トムを下る―2005年
8 ベトナム、九龍を下る―2005年
著者等紹介
北村昌之[キタムラマサユキ]
1969年横浜生まれ。東京農業大学大学院修士課程修了。探検家を志し東京農業大学探検部へ入部。初めての海外遠征は1990年インドネシア、イリアン・ジャヤでの洞窟探査だった。1992年日本・モンゴル学生合同によるヘルレン川(アムール川源流)降下、1996年モンゴルの洞窟探査、1997年日本・マレーシア合同ボルネオ洞窟探査を率いた。1994年よりメコン・プロジェクトに取り組み、同年8月~10月中国青海省の源頭を探検、メコン川水源を発見した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
23
まず、メコン、というので、単純に、あのベトナムの三角州を想像して、読み始めたら。そう、下る、だから、源流からだよね。(笑)なかなかの圧巻です。その流域ごとの、暮らし、民族、お国がら。でも、やはり、私は、メコン、に象徴される、あの生暖かい風と濁ったベトナムの空気を感じたかったので、そこらへんからが、断然、面白かったです!2017/10/14
Yasutaka Nishimoto
3
いやぁ、分厚い。まず本音である。メコン川の源頭部から海までを11年間にわたって下る。各国に対して先行したものの、途中、踏破は抜かれてしまう。だが、そこからも折れずに続けた行為は大きい。メコン川が、物流に向かない荒くれた大河であることが、よく分かった。2017/08/31
えみる
1
何年か前の文藝春秋にこの本のことが載っていてぜひ読みたいと思いながらもなかなか手が出せずにいました。 専門用語もやさしく解説してあるので読みやすく、冒険メンバーや立ち寄った現地の人たちの様子などかなり細かく書いてあるところがとても面白いです。 分厚い本ですが数日で一気に読んでしまいました!2023/05/23
takao
1
ふむ2021/12/02
相馬
1
東京農大探検部の現役,OBを中心としたメンバーが,メコン川の源頭を確定し,さらにその源頭からの世界初の降下を含め,足かけ4年かけて河口までの降下を成し遂げた記録。まず,670ページの分厚さに驚愕。また,中国側との交渉,学術的調査,過去の文献等の予備知識,語学等,予想以上にしっかりとした遠征なのに感心した。と同時に,上流部の激流,流域部の暮らし,国,民族ごとの違いなど,川下りものとしてだけでなく,民俗的学的にも面白かった。2017/09/05
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