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出版社内容情報
カンボジア難民の救済を目的に、1980年にバンコクに誕生した日本のNGOの草分け「日本国際ボランティアセンター」が、設立20年を記念し、過去の歩みと21世紀にむけてのNGO活動のあり方を真摯に綴った書。
国際協力のNGO(非政府組織)として日本国際ボランティアセンター(以下JVC)は、日本を代表するNGOの一つだろう。そのJVCが活動を開始して二十年がたった。本書はその二十年を記念して、JVCに集う人たちがアジアやアフリカの各地で何をめざしてどんな思いで活動しているのかを報告したのもである。
全体は三部構成になっており、第一部は現地からの報告だ。ラオスの森から、東北タイの村から、ベトナムの少数民族の暮らしの中から、南アフリカから、エチオピアから、カンボジアから、パレスチナから・・・。地域に入り込み、人々と喜びや悲しみ、苦しみを希望を分かち合いながら村つくりや平和を守る活動に従事するNGOスタッフの生の姿が生々と伝わって来る。
第二部はこうした現場での活動が総体として何をめざしているのかが、人々の暮らし、地域のあり方、環境を守るということ、平和構築といった視点、切り口で語られる。そして第三部では、こうした活動と志がどのように人と
第1部 現場から発信する
第2部 未来に向けて──JVCのめざすもの
第3部 これまでの20年、これからの30年
内容説明
日本国際ボランティアセンター(JVC)は、1970年代後半におきた、カンボジア難民救援活動を直接のきっかけとして、タイのバンコクに誕生した。この本は、JVC10周年『NGOの挑戦』に続く、JVCの現状報告であり、悪戦苦闘の物語でもある。
目次
第1部 現場から発信する(地場で作る、地場で食べる―循環を基礎に経済自立を模索する東北タイの村;あの豊かさを再び村に―揺れ動くカンボジアの村人と共に;森を守り、田を作る―ラオスの村の伝統と知恵を生かす ほか)
第2部 未来に向けて―JVCのめざすもの(農業のあり方を求めて―タイ・ノンジョク自然農園をつくる;環境を破壊しない生活を求めて;地域の自立と循環を取り戻す―暮らしの拠点としての地域づくり ほか)
第3部 これまでの20年、これからの30年(人を結ぶ、地域を繋ぐ;座談会「ふりかえり、また歩き始める」;JVCの活動の課題と取り組み)
感想・レビュー
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