出版社内容情報
バンコクは悪女の深情けみたいな街だ。「アパート」「演歌」「船」「橋」「へんな日本料理」「マーブンクロンの喧騒」…。テーマを６つに絞って、じっくり書き込んでみました。劇的な変貌を遂げるバンコクの町角にたたずみ、究極の旅人のウンチクに耳を傾けましょう。ちょっぴり哀愁ただよう本です。
序章★バンコクのてっぺんから
第１章★アパートを訪ねる
ニコム先生の住宅史／アパートの探し方
第２章★ショッピングセンターを観察する
ＭＢＫの混沌
第３章★日本料理を調べる銀座スクエアーの奇妙な体験／バンコクの日本語
第４章★演歌を聴きに行く
スナーリ・コンサート第５章★橋を巡るセン・セープ運河のけだるい昼下がり第６章★舟に乗る悪臭につつまれて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
4
★☆★前川さんの本は３冊目ですが、毎回全く外れが無くて面白いですね。９０年から９１年にかけてのタイやバンコクについて様々な視点から書かれており、既に知っている事柄は頷きながら読み、多くの知らない事はワクワクしながら読みました。特に知らない方の演歌編・橋編・運河船編は著者の好奇心の多さと観察の鋭さ？細かさ？に毎度ながら驚かされ通しでした。まだまだ著作がありそうなので楽しみです。2013/10/06
