内容説明
本書は、近い将来、本格的な国際会計基準(国際財務報告基準IFRS)時代を迎えるにあたって、それに対応する財務会計の制度とその基礎をなす考え方を提示し、特徴づけようとするものである。
目次
1 国際会計の制度的基礎(国際会計の性格と特徴;日本企業のグローバル化と国際会計の役割;国際会計の制度的基礎)
2 国際会計の理論的基礎(国際会計基準の概念フレームワーク;国際会計基準の特徴;国際会計基準と公正価値会計)
3 国際会計基準の構造と展開(リスクヘッジと金融商品の会計基準;企業活動のグローバル化と為替換算会計;生産ネットワークの拡大と有形固定資産の会計;研究開発活動のグローバル化と無形資産の会計;資産の減損と減損会計;高齢化社会と年金債務の会計;M&Aのグローバル化と企業結合会計;連結企業のグループ化戦略と連結会計)
著者等紹介
古賀智敏[コガチトシ]
同志社大学商学部・特別客員教授。神戸大学名誉教授。1973年神戸大学大学院経営学研究科(修士課程)修了。イリノイ大学大学院会計学修士(MAS)修了。日本公認会計士協会学術賞、日本会計研究学会太田・黒澤賞を受賞。日本会計研究学会(前理事)、国際会計研究学会、日本簿記学会、税務会計研究学会等、各理事。経済産業省・経済産業研究所ファカルティフェロー(2010年2月~同年12月)、同「企業情報開示システムの最適設計に係る研究会」(座長)等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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