内容説明
いやしくも会計制度であるからには、制度疲労を来たしている現実を検証して、改善の可能性を模索しながら、これを修復していかねばならない。そうしていくには、まずは、過去の歴史のなかで実践された論理の今日の歴史のなかで認識して、新たな貸借対照表能力、新たな貸借対照表評価を想像ないし創造するために再認識しなければならないわけで本書は、そのような想いからまとめられたものである。
目次
第1部 貸借対照表能力の史的変遷(静態論の貸借対照表能力;動態論の貸借対照表能力)
第2部 貸借対照表能力の画定メカニズム(貸借対照表能力の対象問題;貸借対照表能力の帰属問題;貸借対照表能力の選択権問題)
第3部 貸借対照表評価の現状と課題(貸借対照表評価の価額問題;貸借対照表評価の選択権問題)