内容説明
本書は、世界最古の簿式簿記文献の著者ルカ・パチョーリの簿記論を中心とするヴェネツィア式簿記の生成、成立、発展の過程を、明らかにすることを目的としている。
目次
第1部 実践簿記の生成(複式簿記起源論;ソランツォ兄弟商会の元帳;アンドレア・バルバリゴの会計帳簿;ジャコモ・バドエルの元帳)
第2部 パチョーリ簿記論―理論簿記の成立(パチョーリの生涯;パチョーリ簿記論の要約;パチョーリ簿記論の翻訳)
第3部 簿記文献への発展―理論簿記の例証(マンヅォーニの簿記書;カサノヴァの簿記書;モスケッティの簿記書)