内容説明
本書は、第二次大戦後における西ドイツ中小企業の存在状態と発展過程を理論的かつ実証的に究明している。
目次
第1部 西ドイツにおける手工業の動向―大工業の発展に対する手工業の対応(工業の発展と手工業の地位;手工業の商業・サービス業化―商業・サービス業活動の展開とその特徴;手工業の工業・下請業化―下請活動の展開とその特徴;手工業の技術化―技術進歩と農村手工業労働;手工業の利潤志向―P.シェーバーの調査研究を中心として;中小企業分野調整政策とその源流;低成長経済時代における中小企業のあり方を考える―西ドイツの場合と対比して)
第2部 西ドイツにおける中小商業の動向―大規模小売商の発展に対する中小小売商の対応(大型小売店の発達と中小小売店の地位;中小小売店の共同化―仕入共同体の現状と問題点;仕入共同体の店舗形成政策の展開―食料品小売商部門の場合;商業における資格・免許制度と職業教育の実状)
第3部 中小企業の対応としての経営合理化政策(クライン・ブレンカーズの中小企業経営管理論)