内容説明
漂泊流転の生涯で、自然を謳い、人間を詠い続けた山頭火。飾らない自由なことばで綴られた名句に、鈴木まつ子の筆が新たな息吹を吹きこみます。
目次
無一物の放浪(分け入つても分け入つても青い山;この旅、果もない旅のつくつくぼうし;投げだしてまだ陽のある脚 ほか)
自然への眼差し(笠にとんぼをとまらせてあるく;雨だれの音も年とつた;さくらさくらさくさくらちるさくら ほか)
人間、山頭火(ほろほろ酔うて木の葉ふる;どうしようもないわたしが歩いてゐる;安か安か寒か寒か雪雪 ほか)
著者等紹介
鈴木まつ子[スズキマツコ]
1932年東京都生まれ。佐久間玉渓に師事。現在、毎日書道展審査会員、日本詩文書作家協会常任理事、白峰社理事長、青梅書道連盟顧問などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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