内容説明
他の生き物を犠牲にしなければ生きられない宿命に気づいて、よだかは天空へ飛び立った。―宮沢賢治がみずみずしい感覚で描く、哀しいけれど心揺さぶられる物語。大人が楽しめる塗り絵イラスト11点収録。
目次
よだかの星 活字版
よだかの星 筆文字版
挿絵の塗り方アドバイス
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896(明治29)年岩手県稗貫郡花巻町(現・花巻市)に生まれ、1933(昭和8)年に没する。幼い頃より仏教に親しみ、鉱物採集などに熱中した。盛岡中学を経て盛岡高等農林学校卒。中学在学中に短歌の創作を始め、22歳頃から童話を書き始めたと推定される。以後、農業技術改善の指導者として活躍しつつ、創作に従事した。1924年、詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』を自費刊行。生前に刊行されたのはこの2冊だけである。没後、遺稿として発見された作品が多数出版されるにつれ、豊かな作品世界が次第に注目を集め、現在世代を超えて広く愛されている
横山淳一[ヨコヤマジュンイチ]
書家。1943年高知県生まれ。現在、早稲田大学・専修大学・昭和女子大学講師、西早稲田短歌会・自遊書展・日本石造文化学会を主宰
村西恵津[ムラニシエツ]
大阪府生まれ。デザイン事務所のディレクター職を経て、1992年イラストレーター・デザイナーとして独立。現在、雑誌・書籍のイラスト、展示会の壁画面、江戸扇子「伊場仙」の扇面デザインなど多方面で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。