内容説明
脈々として今日に生きる実践の思想を古今の名僧の言葉を引きながら解説する。
目次
修行(発菩提心;雲水;行脚 ほか)
生活(道場;振鈴と洗面;悌髪;入浴規定 ほか)
法の美(庭園;茶道;墨蹟;絵画―禅画 ほか)
感想・レビュー
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マサトク
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鈴木大拙監修による、図版の多い禅の解説本。1989年の出版だけれど、あとがきの日付は1963年になっていて、時代が偲ばれる。基本的には曹洞宗の解説となってはいるけど(だから面壁して坐っている)、白隠さんの解説もあったり、いちおう横断的。なにより良かったのは、実際の雲水さん(修行僧)の生活が事細かく読めたこと。50年前の内容であろうと、現代もほとんど変わっていないだろうし、イメージ出来たのは良かった点。身が引き締まる思い。非常にいい本だった。図書館で見つけた本だけど、なるべくなら買いたい。2013/12/27