出版社内容情報
● グリーフケアを実践していくための遺族の心理・言動についての基本的知識や原理原則を紹介。
● 病気や救急、災害・自殺など、喪失体験別に悲嘆(グリーフ)を網羅。
● 東日本大震災におけるグリーフケアの経験も紹介。
目次
序 章 悲嘆をサポートする
第Ⅰ章 悲嘆の理解と援助
第Ⅱ章 死を迎えるときの悲嘆
第Ⅲ章 喪失体験別にみるグリーフケア
第Ⅳ章 子どものグリーフケア
第Ⅴ章 家族療法の視点からのグリーフケア
第Ⅵ章 地域におけるグリーフケア
第Ⅶ章 医療スタッフへのグリーフケア
Column
● 犯罪被害者遺族の悲嘆 -附属池田小学校児童殺傷事件-
● 自殺で家族を亡くすということ -苦しみから希望を紡ぐ-
● ペットの死と悲嘆反応
● 母の手記/遺児の手記
● エンバーミング
● 仏教からみるグリーフケア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろか
4
「グリーフケア」という言葉自体は聞いたことがある人が多いだろうが、なんとなく誤解されている部分が多いのではないかと感じていた。本書は、元々グリーフケアの研究者であった編者が、東日本大震災というご自身もグリーフを体験することとなり、より深まりのある内容となっている。特定の立場に偏らず、いろいろな方が書かれている。一遍一遍が短いので、非常に読みやすい。入門的な内容ではあるが、先頭で実践されている方々の報告であり、日本におけるグリーフケアの一つの最先端でもある。2012/06/19
どんぐり
2
グリーフケアの医療者向け入門書。がんによる予知的な死から突然死、自殺、災害による死、流死産、子どもの死と、医療者でも意外と理解していないことを幅広く取り上げている。死別による悲嘆を理解するには、格好の書。なかでも「犯罪被害者遺族に悲嘆」のコラムはお薦め。2012/06/14
どんぐり
0
グリーフケアの医療者向け入門書。がんによる予知的な死から突然死、自殺、災害による死、流死産、子どもの死と、医療者でも意外と理解していないことを幅広く取り上げている。死別による悲嘆を理解するには、格好の書。なかでも「犯罪被害者遺族に悲嘆」のコラムはお薦め。 2012/06/14