出版社内容情報
臨床ナースに求められる看護実践力とは、単に技術的側面の力だけではありません。態度あるいは知識の側面も含め、病む人やその家族を支えるサービス実践者としての総合的な力こそが求められている力なのです。
本書は国立国際医療センター看護部が組織的に取り組んでいる“現任教育”の実際を整理したものですが、その特色は看護管理者のスタッフ教育だけでなく、先輩ナースの教育的かかわりにまで及んでいる点にあります。後輩を育てることで、自らのキャリア開発につなげる、そこにこそ本書を手に取る意義があるといえます。
本書の特長
1.入職1年目のナースから6年目以上のナースまでの看護現任教育の計画から実際までを経年別に整理。
2.キャリアに応じた到達目標が示されていることで、自らの目指すべき方向が見える構成。
3.所属する病棟の現場に即した教育の実際を記述。
4.集合教育と分散教育の利点を踏まえた教育計画の進め方を記述。
5.看護管理者だけでなく、後輩を育てる立場にある人の役割についても整理。