出版社内容情報
《内容》
●ヒヤリハットで終わらせない「医療事故予防策」
このような事故を、このようなヒヤリハットを起こさないようにするにはどうしたらよいのか。―医療の場では、そんな思いを抱く場面がまれではない。このような危機感から多様な「医療事故予防策」が生まれている。本書は、その「実例集」である。多くの病院のかかえる問題の解決策が、そのヒントが豊富に含まれた事例を集めている。
●すぐに役立つマニュアル、リスク評価ツールなどの実例を収載
「医療事故予防策」とは、よりよい業務システム（業務のやり方、体制）を考え、ルールとして定め、定着のための手段（職員教育など）を講じる事である。その“産物”としてのマニュアルだけでなく、業務システムの標準化に至った“プロセス”もまた、またとない参考になるだろう。
《目次》
パターン1 業務フローの分析に基づいた事故防止策／薬剤誤注入防止／与薬事故防止／輸血事故防止／患者誤認防止
パターン2 患者のリスク評価を組み込んだ事故防止策／転倒・転落事故防止／DVT防止
パターン3 物的環境の改善いよる事故予防策／救急カートの標準化
パターン4 教育活動・教材開発による事故予防策／人工呼吸器・各種チューブ類／小型注入器の取扱いマニュアル／救急外来診療マニュアル
パターン5 患者のセルフケア能力向上による事故予防策／クリニカルパスによる患者安全管理
