内容説明
本書は、七世紀の歌人、額田王の歌をテーマとしたノンフィクションです。額田王は斉明・天智両天皇に仕えて、いくつもの名歌を『万葉集』に残しています。壬申の乱(六七二年)の遠因になったと噂されるほど、謎の多い方です。著者は、額田王の歌全部を解読しました。
目次
孫娘と『万葉集』
謎歌の解読(パスワード「之」でログ・イン;「訓文字」読み)
なぞのライバル―持統天皇
額田王の歌にみる「火」と「水」
著者等紹介
大沢滋[オオサワシゲル]
明治45年7月3日生まれ。東京都立川市在住。昭和10年東京帝国大学文学部心理学科卒業。日本電報通信社、同盟通信社(現・共同通信)を経て、西日本新聞審議室委員。のち、日本中央競馬会(現・JRA)嘱託となり、『日本競馬史』を編述
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。