内容説明
漢方医学最高の原典『傷寒論』の薬方は、千八百年を超える歴史を経て、今なお臨床的にその有効性が確認され、高く評価されている。本書は総論において『傷寒論』の医学と薬物学の特質を述べ、各論においてその基礎となる薬物について記述し、現に流通している薬物を写真で示したものである。
目次
総論(『傷寒論』の医学;中国の本草と古方派の薬物学;『傷寒論』と薬物学の歴史年表;薬能と撰品;『傷寒論』の薬方;『傷寒論』の薬物の修治)
薬物各論―116品目の解説と写真
著者等紹介
大川清[オオカワキヨシ]
1935年東京に生まれる。1955年漢方医学を学ぶ。奥田謙蔵先生、荒木正胤先生に師事。1958年東京薬科大学卒業。1964年より鍼灸医学を山下詢先生に学ぶ。1964年東京慈恵会医科大学卒業。内科学専攻。1972~1974年米国ペンシルベニア大学留学。1975年阿佐谷クリニック開設
大川和子[オオカワカズコ]
1935年東京に生まれる。1958年東京薬科大学卒業。薬剤師。在学中より漢方医学に興味を持ち研究を始めた。1975年阿佐谷クリニックに勤務し、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。