歴史学叢書
王朝時代の陰陽道

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784839003302
  • NDC分類 148.4
  • Cコード C3021

内容説明

本書は94年前に30歳の若さで亡くなった齋藤勵氏の卒業論文であり、陰陽道に関する最初のまとまった著書である。初版刊行以来90年以上もたつ今日、なお古典的名著として、依然として参照されるべき価値をもっている。本書はまず奈良・平安時代の陰陽道の前提として、中国隋唐の陰陽五行説に至る起源発達を述べ、次いで陰陽道の日本への伝来・受容をはじめ、陰陽寮の制度とその職掌・教育、陰陽道をになった達人たち、天文道と天文占、暦道と暦占、その他の卜占方術、陰陽道における祭祓等々を詳述、さらに災異・祥瑞思想や改元問題に及ぶ。

目次

第1章 漢土に於る陰陽五行説の起原発達を述べて陰陽道の本体に及ぶ
第2章 我国上古の思想界と陰陽道の伝来
第3章 陰陽寮の官制と其教育制度
第4章 其道の達人と伝播の一般と
第5章 天文道と天文占と
第6章 暦道と暦占と―日時方位吉凶
第7章 陰陽道そのものと筮式方術
第8章 陰陽道に於る祭祓
第9章 〓(さい)異と祥瑞と
第10章 年号の起原及改元の動機をのべて寧楽平安両朝思想の差異に及ぶ

著者等紹介

水口幹記[ミズグチモトキ]
1970年東京都に生まれる。1993年早稲田大学第一文学部史学科卒業。2002年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2004年博士(文学)。2001年~03年早稲田大学第一文学部助手。2005年浙江工商大学日本語言文化学院特聘副教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品