歴史学叢書
日本古代の財政制度

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784839003111
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C3021

内容説明

著者は『日本古代官僚制の研究』『宣旨試論』『日本古代の文書と典籍』などの著書をもつ、戦後歴史学界を代表する古代史学者である。その学問は、自ら「史料と格闘するのは楽しい」というように、極めて実証的かつ論理的であり、研究の対象となった史料は正倉院文書をはじめ、律令格式、六国史、あるいは小右記・西宮記などの記録類に及んでいる。本書はその研究の端緒を開いた雄渾な卒業論文「公廨稲制度の成立」をはじめ主として財政制度にかかわる論稿を集める。

目次

第1章 公廨稲制度の成立
第2章 律令財政の構造とその変質
第3章 律令「租税」制に関する二、三の問題
第4章 斎宮寮の成立とその財政
第5章 古代美濃の手工業
付論1 田令在外諸司条と外官新至条
付論2 雑律私鋳銭条について