内容説明
本書は、著者が中学時代西洋史に関心を抱き、大学でイギリス史を研究して西洋史・イギリス史の研究者・教師となった次第を記した自伝的著作である。淡々とした叙述の中に、多彩な人物が登場し、引用された文献の幅も広い。西洋史学を中心とした学問史、旧制高校を軸とした教育史とも見るべく、日本近代史の基礎的資料ともなるものである。
目次
第1部 修業時代(二つの小学校;二つの中学校;浦和高等学校 ほか)
第2部 第六高等学校教師時代(教師の第一歩;第六高等学校教師;二人の校長 ほか)
第3部 横浜市立大学教師時代およびその後(岡山大学から横浜市立大学へ;研究の道;講義と演習 ほか)