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YUCARI 〈vol.13〉 - 日本の大切なモノコトヒト 匠・日本の手わざ

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  • サイズ A4変判/ページ数 98p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784838788781
  • NDC分類 051
  • Cコード C9476

出版社内容情報

「なんでもかんでも便利がいい!」「安~い使い捨てで十分!」、この効率至上主義の世の中で、じっくり考えてみたい「日本のものづくり」。そこからは、技術と心の伝承の大切さが見えてきました。日本のモノ・コト・ヒトの素晴らしさを改めて実感する『YUCARI』、今回の特集は「匠・日本の手わざ」です。「全国の伝統的工芸品ガイド」「1万円以下で買える、匠が作ったホンモノたち」と日本の手わざの情報もいっぱいです。

師匠から弟子へ。厳しい修行を積み重ね、長期に渡り伝承されてきた日本の手わざ。各地の風土や産出される素材などを生かしながら、磨き上げたものづくり。日本の伝統工芸は、とても美しく、温もりを感じることができます。
しかし、作家・塩野米松さんは「生活が変わり、価値観が変われば、古いものとして忘れさられていく。それを越えて前に進まなければ、生き残れない。常に、古くて新しくなければならない」と本誌で記しています。
「大量生産・大量消費」と言われて久しい現代日本。「使い捨て◯◯」なんていうのもどんどん生まれました。時代の移り変わりによって、消え行くものがあるは仕方のないことかもしれません。しかし、人々が培った手わざまで失ってはたまりません。手仕事によって生み出されたものは、人の心に響きます。手わざは、世界に誇れる日本の財産です。
伝統を重んじながらも、新しい視点、チャレンジ精神、さらには発信力を持った頼もしい21世紀の日本の手わざの伝承者も登場しているようです。
今回の『YUCARI』は、日本の「匠・日本の手わざ」特集です。まずは、丹精込めて作られた各地の伝統工芸品を手に取ってみませんか。技術と心の伝承の大切さが伝わってくるのではないでしょうか。

<特集内容>
・名工を訪ねて。
    岩手県・盛岡「釜定」/山梨県・甲府「印傳屋」
・消えた手仕事。……塩野米松
・全国伝統的工芸品ガイド。
・手わざが生み出す「用の美」。
    江戸切子/蛭谷和紙と越中瀬戸焼/
    大阪浪華錫器/江戸からかみ/奈良筆
・1万円以下で買える、匠がつくったホンモノたち。
・名工のわざを次世代につなぐために。……京都伝統工芸大学校
・使われてこそ、工芸は生き続ける。……中川政七商店
・伝統の手わざとデザイン、過去から未来へ。

『YUCARI』は、人や地域のつながりを大切にし、日本の伝統文化や古くから伝わる生活習慣をひもとくことで、日本の大切なモノ・コト・ヒトの素晴らしさを改めて実感する雑誌です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田あや

34
職人さんたちが大切に技術を継承し、丁寧に伝統と向き合いながら受け継いでいく伝統工芸の数々。古くから綿々と伝えられた技を大事にしながら時代に沿わせ新しく生まれ変わっていく。現代の職人さんたちのものづくりの姿勢が感動的だった特集。無駄なものは削ぎ落とされ、時代に合わせて形を少しずつ変えながら洗練されていく古来からの美。モダン漆器や新進作家さんの陶器が大好きなので、どのページにもうっとり。丁寧に作られた物たちを長く大切に使いたい。2014/06/02

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